電験2種2次試験の論説問題の勉強法
論説問題の対策を以下に書きますが少し前置きも書きます。
電力管理にのみ論説問題は出題されますが、いまだに論説は優先度が低いとか、最悪捨てるという人を見かけます。
しかし電力管理は大体3問計算、3問論説が出題され、4問選択しないといけない中、4問中3問計算を選んだとしても論説は1問は選ばないといけないですし、論説を捨てる場合計算で8割も取らないと合格できないです。
(計算が4問も出題されるということは中々ない。)
また論説を捨てると本番で選択できる問題が減ってしまいますし、計算を3問選んだとしても大体毎年難問が1問は入っていて、その問題は手も足も出ないということが多々あります。
また1問あたりにかけられる時間は30分ですが計算問題は30分で終わらないことがよくあります。
ところが論説は15分くらいで大体書き終わり、余った時間を計算問題に回せられます。
たしかに計算だけに絞れば勉強時間は減りますし忙しい社会人にとってはやむを得ない選択をしなきゃいけない時もあると思います。
そこで前置きはここまでにして、私が合理的に合格点を取れると考える論説対策を書きますので是非ご参考にして下さい。
①問題集の解答は少しだけ覚えればいい
完全攻略の以下の写真の論説問題で僕が覚えたのは、例えばこの写真の赤線部だけです。
赤線を引いた所だったり、①〜⑥の内①と⑤しか覚えていないです。
全文字数の1割も頭に入れていないです。
しかし得点を取るという意味ではそれで十分です。
キーワードで覚えるの以下の写真の問題も同様に以下の赤い印をつけた箇所しか覚えていないです。
解答と長々と書かれている所は理解を深めるために参考にした程度です。
覚えたのはキーワードと書かれている所の自分が覚えやすそうで重要なところを、写真の赤丸をつけたところのようにピックアップして覚えました。
過去問を見てもらうとわかりますが、長所を2個書けとか3個書けとか言う程度で、市販の問題集の解答のように何個も書かれているものを全て覚える必要はないです。
自分が何となく覚えやすそうなものを選んで覚えていくことが優先されます。
市販の問題集はどの本も長々と解答が書いてありますがそこまで書く必要はないです。
試験センターが公表している標準解答の方がまとまって書かれていて参考になります。
②問題を読んだらキーワードが浮かぶまで復習
クイズをやる感覚で問題文を読んだら長所はあれとこれで、短所はあれとこれだと頭の中で解いて行きます。
これなら移動中の電車などの隙間時間などででき、計算問題のように机に向かってゴリゴリ解いていく必要もなくできます。
生活の中の隙間時間を活用できるというメリットが論説の勉強にはあります。
③計算問題に疲れたら論説問題をやる
日頃勉強する中で計算問題で頭を使って疲れたら、論説問題をやって気晴らしができます。
論説問題は計算問題をやったあと、ちょっと疲れていてもできるというメリットがあります。
受験勉強でも数学とかの理系科目をやって頭が疲れても、文系科目なら脳を使う部分が違うのか気分転換にもなって勉強が進むという要領です。
④本番では覚えたキーワードを文字数におさまるように文章にする
近年の電験2種2次試験の論説では何文字以内に書けと指定していて、解答用紙には何文字書いたかわかるように印が打ってあります。
本番では日常学習で覚えたキーワードを文章にするのですが、これはそんなに難しくないです。
何回か書く練習をした方がいいですが。
ちなみに50文字以内で書けと指定してあったら僕は40文字以上50文字以内を目指して書きました。
文字数以内におさめる必要はありますが指定文字数の8割以上は書いた方がいいと思います。
以上、御参考になれば幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?