還暦YouTuberデビュー
といっても、今となっては、さほど珍しいことではないと思う。
なぜ61歳の目前で、私はYouTubeを始めたのだろうか?
今、私はカードリーディングのチャンネルを運営している。実践と研鑽、そして自己プロモーションを同時に行うには、YouTubeが一番適していると感じたからだ。
本業は会社員だが、定年を迎え、今は再雇用の身。何かと肩身が狭い。仕事は好きだが、どんなに頑張っても、成果を残しても、半分に下がった給料は元には戻らない。プラスアルファもない。
65歳で再雇用が終了した後のことを考えると、、、
そこに何もないのが怖かった。
何かできることはないか? 否が応でも考えざるを得なかった。
定年までの2年間、職場の人間関係に悩み続けた。再雇用を断念しようと決心する寸前に、タロットリーディングを受けた。驚くほど深いところにある意識を言い当てられて仰天した。
「私もやってみたい」「悩み苦しむ人に寄り添いたい」と思った。
仕事の傍ら、少しずつカードリーディングの勉強を始めた。ブログやInstagram、X(旧Twitter)など様々なSNSで発信してみたが、どれもしっくりこない。
「やはり自分の声で伝えないとね」と思い、少しずつ機材を購入した。
そんな時に、義母が逝去し、更に夫が脳梗塞を発症した。機材は埃を被って放置されることになった。
幸いにも夫は軽症で、麻痺もほとんどない。しかし、認知機能の低下と疲労が強くなった。
義母を看取り、夫の病気に対応しながら、様々な思いが巡った。
自分もいつ何が起きるかわからない。ならば、やろうとしていたことを今こそ始めるべきではないか?
埃を被った機材の封を開け、初めて動画を撮り、アカウントを作成して限定動画をアップした。夫や親しい友人、私を救ってくれたタロットリーダーの先生に見てもらい、アドバイスを受けた。ライティングの基本からリーディングの仕方まで、様々な角度から多くの意見をもらった。
そして、年の瀬、なぜかいきなりチャンネル公開に踏み切った。そこから、怒涛の日々が始まった。
続きは気が向いたら。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?