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落語鑑賞記 9月30日浅草演芸ホール落語協会(下席)

どうしても白鳥師匠が聞きたくて浅草演芸ホールに来てしまいました。18時ごろ入場

⚫︎小菊 粋曲
まさに粋な芸です。
⚫︎天どん 不良クラブ
個人的には大笑いしたのですが、天どん師匠も述べていましたが、客層が付いていけないような気がします。白鳥師匠、大丈夫かな?
⚫︎鬼丸 漫談
⚫︎楽一 紙切り
⚫︎圓歌 母ちゃんのアンカ
先代圓歌師匠のように何度聞いても良い話。
しかも笑いあり涙ありの噺なので中トリの話としてはとてもよいと思います。
〈中入り〉
⚫︎和泉 箱の中
女性新作の若きホープ、期待しています。
ただ、上記したように「推しのグッズ」は
この年齢層のお客様には難しいかも
⚫︎藤風松原
毎回ネタを変えてくる、その姿勢が素早らしいだけでなくしっかり笑いをとっています。
しかも独特なテンポで静かな芸風なのでベテランのお客さんから初めてのお客さんまで全てに対応できる芸だと思っています。
⚫︎歌奴 片棒
毎回、その良さを感じています。端正な出立ち、はっきとして聞きやすい口調、大きい動きなのに丁寧な仕草、もっともっと評価されても良い落語家さんだと思います。
⚫︎小里ん 真田小僧
ベテランの芸、聞きやすくこの噺で笑いをしっかり取っていました。
⚫︎扇家社中
今回は「包丁」の芸がない分、こちらも気持ちを落ち着かせてトリに備える事ができました。
和助先生の「土瓶芸」は故寄席の吉右衛門先生の芸を見事に踏襲しています。
⚫︎白鳥 茄子娘その後
「古典落語にはそのオチでいいの?と思うネタがあり、その後を考えました。」との導入からまずは普通に「茄子娘」を。
サゲの「親は茄子でも子は育つ」と落とした後で、「これでいいの?入舟亭は良くても自分はダメ」と言いながらその後の茄子娘ちゃんの噺となりました。成長した茄子娘(なすこちゃん)のもとにら元犬のシロは出てくるは、井戸に落ちる「お菊ちゃん」は出てくるは、まあ、古典落語のオンパレード。しかも観客と一緒に声援を送ったり、さらにはこのネタの続きを考える約束までしてまさに大爆笑の最終日でした。
古典落語の「改」ではなく、その後の噺を創作する、白鳥師匠の進化はとまりません。

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