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10月15日寄席鑑賞記

今年も令和6年秋、落語協会真打襲名披露興行に行ってまいりました。
浅草演芸ホール昼席です。
今回は四人の同時昇進でしたが、見に行ったのは古今亭始改め伝輔師匠、厳しいと言われ入門弟子が何人も辞めている志ん輔門下から始めての真打という事でぜひとも行きたかったです。
志ん輔師匠は神田連雀亭設立に貢献したり(二つ目と一緒に神田界隈をビラを配って宣伝していた姿を見たことがあります)二つ目の会を開いたり、立川流から芸協に師匠に付いて移籍したの立川吉幸師匠が前座修行する際に太鼓を教えたり若手育成に尽力している方です。寄席でもどんな位置で出演しても確実にお客さんを満足させる、そんな志ん輔師匠の一番弟子の真打昇進なのでこれから大きく期待したいです。
14時40分ごろ入場
⚫︎和助小花 曲芸
⚫︎正蔵 漫談(いままでのウケていた漫談のいいとこ取りでした。場内爆笑で、いい形で口上に繋げてくれました。
⚫︎真打披露口上
⚫︎梅朝 寄合酒(今回同時真打です)
⚫︎一朝 蛙茶番(さすがです。下半身丸出しの半公の姿が浮かびます)
⚫︎小さん 無精床(らさっと前半で切りました)
⚫︎橘之助(文楽、志ん朝の出囃子はいつ聞いてもいいです)
⚫︎伝輔 お菊の皿
真打披露口上ですが、司会が圓太郎、伝輔、志ん輔以外は小さん、正蔵の口上でした。
少し寂し感じがしました。以前は7名程度だったと思いますが、、
(馬風の雪崩式はもう見られないのでしょうね)
伝輔師匠のトリネタは「お菊の皿」、旨さもそうですが笑いもしっかりとっていました。今後どのように化けるのか。
伝輔師匠の後ろ幕は3枚も変わっておりましので贔屓筋が付いていると思われます。頑張ってください。

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