帯状疱疹の祖母と不安神経症の私。
私には今年89歳になった祖母がいます。
祖母は93歳の祖父と遠く離れた九州に住んでいます。
祖母は、もう何十年も前からお腹の帯状疱疹の痛みと戦っています。
ちなみに帯状疱疹とは水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気です。
神経に沿って、ピリピリとした痛みを伴う赤い発疹と水ぶくれが多く集まって帯状に生じるんだそうです。痛みは気圧によって強く出たり、とにかくずっと家でお腹をさすって座っているだけの生活。家事全般は祖父がしています。
ずっと痛みがあって、痛い、辛い、死んだ方がマシ。と何度も何度も言うし、何も出来ない私たち家族もただ早く治るように祈るしかない状態なんです。
初投稿時、私が旅行に行く飛行機に乗ろうとしてパニック障害になったとお話しましたが、実はこの旅行とは子どもを連れて九州の祖父母に会いに行くつもりだったんです。
一度も会ったことのないひ孫に会わせたいと思ったのですが、まだ飛行機に乗れないので行けてません😖
前置きが長くなりましたが、私がパニック障害で絶対誰にも味わってほしくない辛い苦しみを経験して、祖母の痛みとは違うけど祖母の気持ちに寄り添えるようになりました。
祖母も私のことを気にかけてくれて、
たまに電話をくれます。
祖母「しんどいねぇ。ほんまにイヤになるねぇ。
今も2時間に1回痛み止めを飲んでるわ。」
私 「そっかぁ。でもさ、薬飲んで痛みが
マシになるだけいいよね。」
祖母「そうよ、この歳やからいつどうなっても
いいから、もう死にたい程痛かったら
我慢せずに飲んでるのよ。」
私 「そうよね、辛い時さ、
死んだ方がマシって思うよねぇ笑」
祖母「そうなんよ、死にたいけどね、
なかなか死なれんわ。笑」
私 「なにいってるの〜笑」
祖母「痛みが消えるとごはんが美味しくてね、
いっぱい食べてしまうでしょ、
そしたらね、お風呂で自分の姿見て、
あら〜また太ってしもた。
こらいかんわ。って思うんよ。笑」
私 「いいやん、ガリガリより笑笑。」
祖母「じゃぁまた電話するね」
私 「声聞けて嬉しかったよ、ありがとうね〜」
祖母「おばあちゃんもよ、ありがとね〜」
こんなやり取りを毎回1時間。
2人して苦しんでるけど、話すと忘れられる。
苦しさを共有できる。一緒に頑張ろうねって言い合える。
それまで祖母と頻繁に連絡を取ることはなかったけど、よくLINEもするようになりました。
「おばあちゃん大好き!おばあちゃんの声聞くと安心するよ。」
と普通なら恥ずかしくて言えないことも、病気をしてから言えるようになりました。
祖母の痛みが少しでも消えることをずっと祈っています。
50歳以上の人は、帯状疱疹の予防接種を受けることができます。少し、帯状疱疹のことを知ってもらうキッカケになれば嬉しいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました😊
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