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味おんち


今日はラーメンの話っスよー。

日本人は他に類を見ないほどのラーメン好きだ、と何かの本に書いてあった。

そんな国に生まれた僕も例にもれず、そうなわけです。

おいしいですよね、ラーメン。

ですが、こういう話はなるべくしないで生きてきました。
なぜかというと、周りもやっぱりラーメン好きな人だらけなわけですよ。
日本ですから!

そこでですね、ラーメンの話をする時にもう一番めんどくさいのが、他のラーメン好きさんの挑戦的な視線ですよ。

ほら、この文を書いてる今も聞こえくるでしょう?

「なんやて?ほないっちょ語ってもらおか」とか…

「おまえのラーメン好きがどれ程のもんか、見せてみんかい!」とか!!

「ラーメンマンは昔はもっと残忍なキャラだっただろ!?」とかっ…!!

違うんスよ!?

そんなつもりで言ったんじゃないんスよ?
なんかそんな、

「僕は誰よりもラーメン好きだ!」とか「朝まで熱く語ってやろうか!?」

とか、そんなんじゃないんスよ!!!??

ラーメン好きって言葉に反応してライバル視しないでくださいよ?

だからほんとそういう感じのせいで気軽に「ラーメンが好き」とか言いにくいわけですよ、、僕は。
なのでまぁ、、みなさん、ちょっとお願いしますよ?
その辺の僕の気持ち。

とはいえ、いざ勇気を出してこういう話をすると絶対聞かれるのが「おすすめの店ってどこですかぁ!?」ていうやつです。

ほんで僕の返事は決まってこうです。

「いや、わからん!!」

「ん~……、どこやろ?」

ね。

分かりますか?
もうこの時点で共感してくれる人いますか??
そんなあなたとは、とても気が合うと思います。

何が言いたいかと言うとですね、
僕は単に「ラーメン」というものが好きなんですよ。
そこでまず100点を進呈致します。どうぞ、どうぞ。
なので、まあ一般的なラーメンには、ほぼ全部「ウマい」っ言ってしまうわけです。


京都やったら天天有やったり、高安やったり、いわゆる行列の出来るラーメン屋にも食べに行きましたが、感想は全部「おー、うまい!」でした。

王将行っても天一行っても「うまい!」ですし、カップラーメンでさえ「こりゃあうまい!」と一口目には発してますよ。

そんなわけで世にあるラーメンに評価を付けていく事なぞ、とても出来ない舌の構造になっています。

しかも、味なんかしばらく経てば全く忘れる訳でして、リピーターにさえなれやしない。

この前食ったやつ、美味いってことは覚えてるんやけど、、実際の味とかちゃんと覚えてないわー。
って、でもそれって大半の人はそうやと思いますが、初めは「味」ではなく、たぶん「衝撃」を覚えてるんやと思うんスよ。

何でもそうですけど、モノって何回も繰り返して覚えてくんやと思うので、今んとこボクなんかは天一のコッテリくらいしか覚えてないんです。

それを踏まえて考えると、やはりボクは「ラーメン」自体が好きであるが故に、「衝撃」に鈍いという事になります。


つい先日の出来事ですが、髪を切りに行った時、美容師のお兄さんが最近のアイドルに向けて放った言葉が頭に強く残っております。

「可愛い、めっちゃ可愛いのは分かんねん!やけど、次から次へともう誰やねん!」

競争の激しいアイドル界ですから、どんどん新人が出てくるわけですね。
そのペースにお兄さんのチェックが追いつかなくなった訳です。

これはラーメンに対する僕の気持ちに少し通じるところがあると思いました。


まあ結局ですね、さきほど申し上げましたように、僕の中では「ラーメン」という事ですでに高得点を叩き出しているわけで、そこに何が加算されようが「美味い」という最大の賛辞以上のものは口から出んようです。
よっぽどでないかぎり。

あとは個人による好みが大きく影響してくると思います。それはまぁ、麺の太さやコシ、出汁のとり方、チャーシューの味付け、など様々あると思いますが、やはりどれがどうであってもラーメンであるかぎり僕は「このラーメンもウマい!」としか言えないでしょう。

しかし、これは考え方をかえたら舌が鈍いのではなく、すごい理想が高いのかもしれない!!ということですよ、みなさん。
僕の舌をうならせるラーメンに出会ったことがないだけなのかも!?

というわけで、皆さんのオススメのラーメン屋さんを教えてください。


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