『Unnamed Memory』アニメ第13話の感想
※この記事には『Unnamed Memory』のアニメ及び同時系列までの原作の内容にかなり触れています。
※この投稿を書いている人は投稿日時点で原作小説6巻+続編4巻まで読んでいます。少しだけ匂わせ等の間接的なネタバレの可能性があります。読まれる方(特に初見で楽しみたい方)は各自の判断でブラウザバックをお願いします。
はじめに
アニメ感想としてはお久しぶりです。皆様、例の12話からお元気してましたか? 私は割と関係ない所で体調崩してました。お陰様で直前配信見れなかったです……丁度マシにはなってきたのでご安心を。ぶり返さないよう気を付けます。
さてと、前置きはここまでにして、ついに400年が明けて参りました! 長いようで短かった。放送も待ち遠しいけど、それと同時に徐々に起き上がって情報が出てくるあの感覚も忘れられない。これもまた時間の流れか。ということで視聴してまいりましょう。
感想
再会かもしれないし初対面かもしれない
衝撃の展開から半年を経て2期が放送されたアニメ『Unnamed Memory』
その終わり方もあってAct.2からでも見れますよ! ってSNSで言われてたのに軽く爆笑してました。合ってるっちゃ合ってるんだけどAct.1の結末を知っている身からするとブラックジョークにも聞こえてしまって……
おっと閑話休題。では感想入っていきましょう。Act.2序盤で私が抱いた感想は原作・アニメ共通で「トゥルダールが残ってる! 栄えてる!」でした。身も蓋もない直情すぎるんですけど、前の事を考えるとトゥルダールがあるだけで涙が込み上げてくるし仕方のない事なのかもしれない。昔にあった国の名残のようなものも感じ取れるような気がする。王様の服が古代国の装いっぽく見えなくもないし。あと両サイドにいる人はコーラス部隊っぽい。そういえばクスクルの魔法士も似たような衣装だったな。元の事を考えるとああいったのが国の伝統装束だったりするのかな?
場所やシチュエーションは違えどAct.1を彷彿とさせる始まり方。何というか、出来事が変わっても運命は変わらない、みたいな感じがしていいよね。塔を踏破していくのも架空味のある逸話っぽいけど自分にしかない適正を以って何かを得るというのもまた御伽噺じみた逸話のよう。但し成し遂げたのは別の時空のオスカーのため恐ろしいほどサクサク進む。これから色んな事しなきゃいけないしね、テンポが速いのも悪い事ではないと勝手に思ってる。
アニメOP! 特にサビ! いきなり新キャラを連続で出すんじゃない! ゆったりした雰囲気だったから完全に油断しとったわい。あと『Unnamed』のロゴが出てるカットがおしゃれすぎる。壁紙にしたい。あれ待てよ。よく見たら傷のようなものがあって『Unnamed』になってる。制作班! これは一体……⁈ あと堂々とキッスしてるのがハチャメチャにツボなんだけど。公式動画いっぱい見て笑わないようにする訓練しなきゃ。
折角だしここでキャラデザについても感想出しておこう。オスカーとティナーシャ、ぱっと見だと大きな変化は無いように感じるけど衣装とかもあって雰囲気ガラリと変わったな~。赤が目立っているのが目に入りやすい。特にティナーシャさんはAct.1の時は白か黒に青系の差し色のイメージが強いからってのもある。ほとんど寝てたのもあって王族らしい気迫を持ちつつも前よりも少女らしさが出てるから演技周りも変化が大きいという印象。衣装もやや子供らしく感じるのは私だけだろうか。オスカーはシルエット系は変化ないけど服とマントの色が逆になってるのがシンプルだけどインパクトが大きい。でも性格とかには大きな変化が無いから安定感あるのもいいよね。その辺は2人で対照的になってるなと今ふと思った。
そしてそして、キャラデザといえば今回この2名にも触れなければ。まずはミラちゃん(雰囲気でちゃん付けしたけどさんの方が良かったかもと悩み中)。顔自体は丁度今やってる原作4巻でもイラスト出てたけどアニメの少女たっぷりなデザインでまた心臓撃ち抜かれそうになった。服装もちょっと現代寄りなのが普通の人間とは違うんだなと思わせられる。というかこのまま現代日本に出歩いても違和感無さそう。見た目年齢もあってティナーシャさんの友達って感じなのも可愛いし、時々サラッと容赦の無さを出してくるギャップも素敵。あとアンメモじゃ絶対出ないだろうなってタイプのギャグ顔をしれっとやってきてめっちゃびっくりした。ついでに3度見した。
あと一瞬だけだったけど禁呪使いさんのデザインも刺さりました。あーいうタイプの外見に弱いんですよ、私。唐突にウィークポイントをクリティカルヒットされた。それでいて声は「あ、この人正しい意味で普通じゃない」と思わせられるの背中がゾクゾクした。
ドラゴンバトルも迫力ありながらも日常の一幕というのが伝わってくる雰囲気だった。というかやっぱ強いオスカー。そういえば1期の事を全部覚えてるのって多分ナークぐらいなんだよね……全部知ってる子が身近にいるのも心の支えだけどそれが人間の言葉を喋らないナークなのがまたしんみりする。サブタイの通りもう1度始まる物語なんだな。それはそれとしてオスカーに懐いてるのは納得でしかない。
これはデートだろう(勝手な確信)
そうこうしている間にデートのようなお出かけが始まってしまいました。OPのあれといい2期とはいえ1話で距離詰め過ぎじゃない⁈ 一応今回が初対面ってはずだったような……。色々あって時折デートじゃなくてサスペンスもののようにも感じられたけどそれはきっと気のせい。
食べ歩き用のスイーツらしきものがあるのか、進んでるな、ファルサス(何がだよ)。それなりの大きさがありそうだしクリームらしきものもたっぷりで1個でお腹膨れそう。もしやシェア前提なのでは? と邪推もしたが多分中華まんもこのぐらいのサイズ感だったような気がしてきたし多分私が邪な心を持っていただけだ。ごめんなさい。
あれがああなってAct.2が始まったわけですが。現状はティナーシャさんが専ら謎の女にしか見えない。オスカーも怪しんでるし疑問点を声に出して視聴者に分かりやすくしてくれてるのも優しい。なんていったって1番のツボは恋愛の矢印が反転したことだと思う。そうはならんやろ、なっとるやろがい。でも台詞を聞いてるだけだとオスカー→ティナーシャの気持ちが見えるようで見えないのも気になってくるなぁ~。ちょっと軽く揺さぶりたくなってしまう。でもアニメで改めて思ったけど変わってしまった事は大けれど、変わらないものも確かに残っているんだよなということを感じさせられる30分だった。例えば苦労人っぽいラザルさんとか、ベッドで会話してる2人とか。うん、何も違和感はないな。
さいごに
今回もっと語りたいこともあるんですけど文字数がかなり多くなってきてるんでここまでにしておきます。もっと満遍なく語れればいいんだけどどうあがいても1つの事で深く語りたくなってしまう。そして読み返すとどれも削れない。難しいものです。
アニメも始まりましたが原作も近日に最新刊発売! 前回は幾度も度肝を抜かされ最後も最後だったんで、滅茶苦茶楽しみにしてます。表紙の神秘さにも目が離せん。この表紙絵を額縁に入れたい。電子専売スピンオフの方も購入はしたので時間が取れたときに読んでいきたいと思います。