40代の育毛事情(前編) 〜悪臭との別れ〜

去年の春から育毛を続けている。

きっかけは行きつけの整体で、「ヘッドスパ専門店」を薦められたこと。

「世界で活躍するスポーツ選手も来ているよ」とプチ情報も教えてくれた。その人は、去年の夏にCMでよく見かけた髪の綺麗な人だった。

お店のH Pでコースの内容と値段を確認するとだいたい1万5000円!!

メンズカット4000円しか経験のない私はたじろいだが、妻に聞くと躊躇なく「行く」というので、私も「行く」と言った。夫婦とは張り合うものだ。

お店は丘の上の住宅街にあり、ガラス張りのおしゃれな一軒家だった。中は100インチぐらいのスクリーンに、南国の海で泳ぐ海亀が映し出されていた。雑誌で見た高級ホテルのエステのようだった。

上半身だけバスロープに着替え、高級そうな革張りの椅子にピットイン。

まずは15分かけて頭皮を洗浄。

次に「クレンジング剤」で頭皮の汚れを浮かせて落とす。

20分かけてマッサージした後は、トリートメントで頭皮に栄養を与える。

最後は、人幹細胞液という謎の液体を注射器で導入。頭がピリピリした。

施術をしながら「日頃、洗っても頭皮が臭い」と相談すると、「シャンプーは2度してますか」と指摘され戸惑った。「ツーシャン」は当たり前らしい。

私が生まれた1970年代、女性でもシャンプーは「2日に1度」が当たり前だったと聞いた頃がある。あれから40年。日本人のシャンプーの回数は4倍になった。あと、40年経つと1日8回になるのだろうか。楽しみだ。

話は脱線したが、全ての背術が終わった後、頭皮が浮いているのかと思うほど頭が軽かった。
気をよくした私はクレンジング剤を購入。育毛剤も買うことにした。2000円から10万円まであるらしい。迷っていると「二千円のものをジャブジャブかけるといい」と言われたのでそれを買った。

その日の夜、入浴後にジャブジャブかけた。すーとして気落ちが良い。でも、よく垂れるので目に入り安いのが難点。そんな育毛剤の名は「ハツモール」。Amazonでも売っています。

その後、「ツーシャン」も続けた。しつこい頭皮の匂いも落ち去り、快適な夏を過ごせたが、「ふさふさ」にも、「ぼうぼう」にもならなかった。

そんな育毛生活もある日を境に一変する。

伝説のシャンプー「oggiotto」を手にしたその日から。

後半に続く・・・。






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