みっきーのリアル登山者の端書き#760『カエルの擬態』
沢沿いや湧水が出ている場所が近い山道を歩ていると、カエルの鳴き声が聞こえてくることがあります。
それも結構大音量で。
それだけの鳴き声がするのなら、何匹かカエルがすぐ見つかるだろうと思いがちなのですが、これが意外と見つからないのです。
鳥なんかは敵のいない安全圏で鳴くことができますが、カエルの場合は空を飛ぶわけにはいかず、また山地の少ない水源では、池などのように水の中に逃げ込むこともあまり得策ではありません。
となると、必然として別で身を守る術が必要となり、石や葉への擬態および隠れ方に特化して、「大音声はするけれど姿は見えず」という状態になっているように思われます。
ところでそうなってくると、カエル同士はどうやってお互いを見つけているのでしょうか?
何か特別な手段・方策でお互いを見つけているに違いありません。
その構造を紐解くと、何かしらの工夫や技術、或いは成分などを知ることができるかもしれません。
好奇心を持って事象の観察をすると、何か得られるものが見えてきます。
それは自然が相手でも社会が相手でも同じこと。
要点は対象にどれだけ関心を持つこと、自分事化できるかですね!
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