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ゆったりした動きの不思議な力

数十年ほど前、今より歩くのが速い人たちが街にたくさんいたような気がしませんか?
人波の動きの速さが都会のイメージになっていたくらいで、スピード感ある人たちはどこか誇らしげに忙しくしていたように思います。

それが令和になってー


時代が変わり、考え方も変わり始めました。
休むことやゆっくりすることも悪くない印象です。
それはもしかしたら、人間として進化する変化の兆しなのかもしれません。

クラゲの動きが教えてくれたこと


一時期、クラゲが癒しになると流行ったときがあったように記憶しているのですが、水族館などに観に行ったことはありますか?
タイトル画像は東京スカイツリータウンにある「すみだ水族館」のクラゲたちです。

暗めの館内でライトアップされたクラゲたちは、水中をゆったりふわりと動いていきます。
また、色が変化していく美しさも視覚的に心奪われました。

それをしばらく見ていると、心地よさと瞑想状態に近い感覚を感じ取りました。
呼吸もクラゲの動きに合わせてゆっくりと深くなっていきます。

この感覚をイメージしたとき、思い出したのが今夏映画でも話題になっている『キングダム』の羌瘣の巫舞です。
(知らない方はすみません💦)

シネマトゥデイより

“トーンタンタン、トーンタンタン“  
とゆっくりした動きと呼吸を作っていくと、意識は深いところへいきながら、身体能力が飛躍的に向上して圧倒的な人間離れしたスピード感ある戦闘能力が発揮されるのです。

この超能力的な超感覚は、意識を瞑想状態のある場所へ赴くかせることによって引き出されています。私たちの第六感といわれるものは、ここにあるのかもしれませんね。

能力を一つ下げると他を上げることができる


森の中で川の音を聞き取ろうとしたり、野鳥の声や、何か一つの音を聞き取ろうとするとき目を瞑りませんか?

それは視力という能力を意図的に下げることによって、聴力が向上することを本能的に知っているからだと思うのです。

そして思いました、今の私も身体能力を一つ下げているのだと。
生理前のPMSには長年悩まされて続けてきました。
でも仕方ないよね、体を休めて組織を作ったり作り直す流れに集中できるように、そうプログラミングされているということなのだから。

それに気がついたわけです。
それなのに何故抗ってきたのか…
自分事で失礼します。。

ゆっくりした動きと、能力を一つ下げることは似ている

キングダムの羌瘣は、呼吸を深くし顕在意識から遠のくことで力を発揮しています。
潜在意識の世界は、ちょうどクラゲの動きのようにゆっくりゆったりしているようです。
瞑想状態になり、神を降ろした巫女になっているのです。

これを考えた時、高度成長期と呼ばれた時代は、心を亡くして忙しくし、経済成長に力を注いでいました。
ということは、
今度は経済よりも心に集中することで精神が蘇っていく時代に入るのではないでしょうか。

コロナ後、みんな体を休めたり心を休めたりして、社会から自分に目を向けるようになった気がしています。

外ではなく内へ。

内へ向かう道筋が、深呼吸だったり、ゆっくりした動きがヒントなのかもしれません。
だから精神性が高まる時代になると騒がれているのか、とふと納得したわけです。


この納得感が共有できたら嬉しいなぁと思い書いてみました。

ゆったりした動きといえば、わたしは太極拳を思い浮かべるのですが、あれにはきっと秘密がある!と感じていて、いつかやってみたいなぁと思っています。
まだ「いつか」なんですけどね。


そんなゆったりした精神の世界へ自分を誘いに、この暑い夏には水族館へ出掛けてみるのはいかがでしょうか^ ^
あと映画『キングダム大将軍の帰還』も最高でしたのでオススメです♪

ではまた!


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もなこ
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