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東大生も笑撃!関西弁で解き明かす共通テスト英語2024~題6問

こんにちは!
フリーでオンライン英語家庭教師をしている
だいき先生です!
今回の記事では、2024年の共通テストの長文問題を、関西弁で翻訳することで、意味がわかりやすくなるのかという検証記事です。

個人的には関西弁ユーザーとして、ぜひ直感的に理解できるようになってほしいな、というところですね!
受験生にも読んでもらえるように、きちんと受験で必須の語彙、構文などはワンポイント解説を添えているので、ぜひ勉強にも活用してみてね!


When you hear the word "time," it is probably hours, minutes, and seconds that immediately come to mind.

「東進ハイスクール 解答・解説2024」より引用

「time(時間)」って言う言葉聞いたら、まっ先に頭に浮かぶんって、時間とか分とか秒やと思うわ。

  • it is 〜 that... の強調構文。

  • immediately(すぐに)

In the late 19th century, however, philosopher Henri Bergson described how people usually do not experience time as it is measured by clocks (clock time).

「東進ハイスクール 解答・解説2024」より引用

せやけどな、19世紀の終わりごろに、アンリ・ベルクソンっちゅう哲学者さんが言うてはったんや。人間って普通、時計で測る時間みたいには時間を感じひんねんて。

  • 「describe how + 節」は、「〜という状況を説明する」という意味で、具体的な状況説明の際に用いられます。

  • 「experience A as B」は、「AをBとして経験する」という重要表現!regard A as B、view A as Bなどの類似表現と共に覚えよう!

Humans do not have a known biological mechanism to measure clock time, so they use mental processes instead.

「東進ハイスクール 解答・解説2024」より引用

人間には時計みたいに時間を測る体の仕組みなんてあれへんから、その代わりに頭の中の働きを使うてるんや。

  • 「mental process」は心理学系の長文でよく登場!mental activity、mental stateなど、mentalで始まる重要コロケーションをまとめて覚えよう!


This is called psychological time, which everyone perceives differently.

「東進ハイスクール 解答・解説2024」より引用

これを心理的時間っちゅうねんけど、みんなバラバラに感じる時間なんや。

  • 「psychological」は「心理的な」という意味の超頻出形容詞!physical、mental、emotionalなど、人間に関する形容詞と一緒に整理しよう!

  • 「which」で始まる非制限用法の関係詞。コンマ + whichの形で、前の内容全体を指す使い方です!

第1パラグラフまとめ

時計で測る客観的な時間(clock time)と、人間が主観的に感じる時間(psychological time)の対比が主題として提示されている構造です!文章全体にかかってくる大事な導入部分なので、この対比関係をばっちりおさえよう!


If you were asked how long it had taken to finish your homework, you probably would not know exactly.

「東進ハイスクール 解答・解説2024」より引用

宿題終わるのにどれくらいかかったんか聞かれても、はっきりとは分からへんやろ?

  • 「exactly」は「正確に」という意味の便利な副詞!precisely、accuratelyなどの類似表現と一緒にインプットしよう!

  • 「If you were asked」は仮定法過去!「もし〜されたら」という反事実的な状況を示す重要表現です!


You would think back and make an estimate.

「東進ハイスクール 解答・解説2024」より引用

振り返って考えて、だいたいこれくらいかなーって見積もるんちゃう?

  • 「think back」は「振り返る」という意味の重要句動詞!look back、reflect onなどの類似表現と一緒に覚えよう!

  • 「estimate」は「推測、見積もり」という意味の頻出語!guess、approximationなどの類似表現もマスターしよう!

  • 「would + 動詞の原形」は「〜するだろう」という仮定法の基本形!未来の予測を示す際のwillとの使い分けに注意だ!

In a 1975 experiment, participants were shown either simple or complex shapes for a fixed amount of time and asked to memorize them.

「東進ハイスクール 解答・解説2024」より引用

1975年の実験でな、参加者に単純な形か複雑な形かどっちかを、決められた時間見せて、覚えてもらったんや。

  • 「fixed amount」は「一定の量」

  • 「either A or B」は「AかBのどちらか」を示す重要表現!whether A or Bという言い換えもできるぞ!

Afterwards, they were asked how long they had looked at the shapes.

「東進ハイスクール 解答・解説2024」より引用


そのあとでな、その形見るのにどれくらい時間かかったんか聞かれたんや。

To answer, they used a mental process called retrospective timing, which is estimating time based on the information retrieved from memory.

「東進ハイスクール 解答・解説2024」より引用

答えるためにな、「回顧的タイミング」っちゅう頭の働きを使うたんや。これって記憶から引っ張り出した情報を使って時間を見積もることやねん。

  • 「retrieve from」は「〜から取り出す、検索する」という意味で、特にデータや記憶に関する文脈でよく使用される表現

  • 「which is + 名詞句」は前の内容を補足説明する非制限用法で、カンマの後ろでよく使われる表現だ

Participants who were shown the complex shapes felt the time was longer, while the people who saw the simple shapes experienced the opposite.

「東進ハイスクール 解答・解説2024」より引用

複雑な形見せられた人らは時間長く感じたんやけど、逆に単純な形見た人らは反対やったんや。

  • 関係代名詞whoの後に受動態が続く「who were shown」は、「見せられた人々」という意味で、入試では頻出の構造!

  • whileを使った対比表現は、「〜である一方で」という意味で、二つの対照的な内容を示す際によく使われる表現

  • 「the opposite」は「反対のこと」

第2パラグラフまとめ

「回顧的タイミング」という概念の紹介パートですね!。1975年の実験結果をもとにして、複雑な情報と単純な情報だと、たとえ同じ時間でも主観的な長さが変わってくるんだ、ということを言っていますね。



Another process to measure psychological time is called prospective timing.

「東進ハイスクール 解答・解説2024」より引用

心理的な時間を測るもう一つの方法があってな、それを「予測的タイミング」っちゅうねん。

  • 「Another + 可算名詞」は「もう一つの〜」という意味で、the other(その他の)やother(他の)との使い分けを理解しておく必要あり!

  • 「psychological time」のような専門用語では、-icalで終わる形容詞と名詞の組み合わせが頻出するため、この形式に慣れておくべき

  • 「measure」は「測定する」という意味の動詞で、calculatesやevaluatesなどの類義語と共に、科学系の文章でよく使われる表現として覚えておきたい。


It is used when you are actively keeping track of time while doing something.

「東進ハイスクール 解答・解説2024」より引用

これはな、何かしながら積極的に時間を意識して追いかけてる時に使うんや。

  • 「It is used when」は「それが使われるのは〜の時だ」という意味で、whenで特定の状況を説明する重要構文

  • 「keep track of」は「〜を記録し続ける、把握し続ける」(=monitor)

  • 「while doing」は「〜している間」という意味の分詞構文で、while you are doingを短縮した形。

  • 「actively」は「積極的に、活発に」(⇔passively)

Instead of using the amount of information recalled, the level of attention given to time while doing the activity is used.

「東進ハイスクール 解答・解説2024」より引用

思い出した情報の量を使うんとちゃうねんで、活動しながら時間にどれだけ注意向けてたかっちゅうのを使うんや。

  • 「Instead of + 動名詞」は「〜する代わりに」(=alternatively,in place of)

  • 「the amount of + 名詞」は「〜の量」という意味で、不可算名詞と共に使う重要表現

  • 「give attention to」は「〜に注意を向ける」(=pay attention to)

In several studies, the participants performed tasks while estimating the time needed to complete them.

「東進ハイスクール 解答・解説2024」より引用

いくつかの研究でな、参加者は課題をやりながら、それを終わらすのにどれくらい時間かかるかを見積もったんや。

  • 「In several studies」は「複数の研究において」という意味で、学術論文でよく使われる重要な導入表現!

  • 「perform tasks」は「タスクを遂行する」

  • 「while estimating」は「見積もりながら」


Time seemed shorter for the people doing more challenging mental activities which required them to place more focus on the task than on time.

「東進ハイスクール 解答・解説2024」より引用

時間より課題に集中せなあかんような、むずかしい頭使う作業してた人らには、時間が短く感じられたみたいやねん。

  • 「the people doing」は「〜している人々」という意味で、関係代名詞who wereを省略した形の後置修飾

  • 「require A to do B」は「AにBすることを要求する」。want, ask, tellなどと共に、重要な第5文型動詞として覚えておくべき!

  • 「place focus on」は「〜に焦点を置く」(=put emphasis on)

  • 「more A than B」は「BよりもAの方が〜」という意味で、2つの事柄を比較する際の基本的な比較表現!

第3パラグラフまとめ

活動中にリアルタイムで時間を意識する「予測的タイミング」について説明されているパートです。やることがむずいほど、時間へ注意しなくなり、時間が短く感じられるという研究結果が示されています。


Time felt longer for the participants who did simpler tasks and the longest for those who were waiting or doing nothing.

「東進ハイスクール 解答・解説2024」より引用

簡単な作業してた人らには時間が長く感じて、待っとくだけとか何もせんと過ごしてた人らには、一番長く感じたんやて。

  • 「those who」は「〜する人々」。前出の名詞を指す代名詞的用法として、特に長文読解で重要な文法事項!

  • 「do nothing」は「何もしない」

Your emotional state can influence your awareness of time, too.

「東進ハイスクール 解答・解説2024」より引用

感情の状態も時間の感じ方に影響するねんて。

  • 「emotional state」は「感情状態」という意味で、mental state, physical stateなどと共に、心理学でよく使われる表現

  • 「awareness of」は「〜についての認識」(=consciousness of)


For example, you can be enjoying a concert so much that you forget about time.

「東進ハイスクール 解答・解説2024」より引用

例えばな、コンサートめっちゃ楽しんどったら、時間のこと忘れてまうこともあるやろ?

  • 「can be enjoying」は「楽しんでいることがある」。「できる」と訳したらあかんよ~!

  • 「so much that」は「とても〜なので...する」という意味で、so + 形容詞/副詞 + that節という結果を表す構文

Afterwards, you are shocked that hours have passed by in what seemed to be the blink of an eye.

「東進ハイスクール 解答・解説2024」より引用

そんで、あとから気づいたら、まばたきする間みたいな感じで何時間も過ぎてもうてて、びっくりするねん。

  • 「be shocked that」は「〜に驚く」という意味で、be surprised that, be amazed thatなどと共に、感情を表す表現

  • 「pass by」は「経過する」(=go by)

  • 「seem to be」は「〜のように見える」知覚動詞構文として必須!

To explain this, we often say, "Time flies when you're having fun."

「東進ハイスクール 解答・解説2024」より引用

これを説明するんに、よく「楽しい時間は飛ぶように過ぎる」っちゅうやろ?

  • 「Time flies」は「時間が飛ぶように過ぎる」という意味で、時の経過の速さを表す慣用句

  • 「when you're having fun」のように、一般的な真理を述べる場合は、whenの後ろに現在形だよ!(過去形、未来形は△)

第4パラグラフまとめ

感情が時間の受け取り方にどう影響を与えるかを説明しているパート。楽しい時は時間が早く過ぎ、退屈な時は遅く感じるという経験が、スカイダイビングの例とともに語られているよ。

後半パートは次の記事へ


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