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地方の番組を全国放送で!! もっともっと告知を増やそう!!

私は毎年6月に沖縄を訪れる事がここ数年の恒例となっている。ひとつは友人に会う為、もう一つは沖縄を知る為、理解したい為。

①沖縄にとっての3月から6月とは、、、
6月23日と聞いて、どれだけの方が「沖縄」「沖縄戦」と思う浮かべるだろうか。8月6日の広島、8月9日の長崎、8月15日の日本全体の鎮魂、、それら3日の印象に比べて、印象が少ない様に感じる。1945年3月後半から沖縄の慶良間諸島の米軍が上陸を開始し、4月1日は沖縄本島中部から上陸、鉄の暴風と呼ばれた地上戦は6月後半まで続いた。6月23日には日本軍(第32軍)の組織的な抵抗が終り、事実上戦闘は終わったが、その後も住民や日本兵の死傷者は多数発生した。1945年3月から7月初めまでの沖縄は地獄と化したのだ。沖縄戦を知れば知るほど、地獄と化した等と簡単に書いて良いのかと感じる。沖縄に思いを寄せてから、もう10年程になるが、毎年この日や期間が沖縄にとって、どれだけの悼みや悲しみになっているのか、もっと多くの方に知ってもらいたいと思う。

②毎年この時期に沖縄に滞在して感じる事
6月23日前後の日に、毎年沖縄に滞在して感じる事がある。それは沖縄戦をを考えたり見たり聞いたりする事が沖縄だけで終わっていないかと思うのだ。(私は沖縄も広島も長崎も、また全国各地の空襲も海外での戦闘等も、どれが特に酷かった、だからこれを特に知るべきという考えはない。どれもそれぞれ個人が思う事や興味・関心は違うのは全くの自由であるし、戦争に興味がない方をどうのこうのいうつもりもない。ただやはり今の社会や社会構造、国際情勢を考える時、これらの近代史を学び知る事は非常に大きい意味を持つと思う。そういった意味で歴史を知ってほしいと思う。)
話を元に戻すと、滞在中ホテルでテレビを見ていると、NHKや民放でも沖縄戦に関連したニュースが多く取り上げられている。中々、他の地域に住んでいたのでは気付かない番組や内容が多々あるのだ。(それは北海道滞在時にも感じる事で、アイヌ関連の特集がやはり多いと感じる。)ただこの番組を沖縄だけで放送すべきなのか、もっと全国で放送すべきではないかと強く感じるのだ。もっと言うと、沖縄に住んでいる方や滞在が多い方には自然と沖縄のニュースや話題が入ってくると思う。となると、沖縄戦関連のニュースや話題もなんとなくこの時期の日常のニュースや話題だろう。沖縄の方や出身の方は沖縄戦やそれに続く米軍関連のニュースも身近な話題である為にニュースで流れても、今年もこの時期かと感じる事が想像される。しかし、たまにしか滞在しない私などは、こんな良い特集や内容をもっと全国で、いや世界で流すべきだと心から感じる。もちろん、沖縄関連のニュースを特に聞かなくても良い、関心がないのも自由だ。ただ沖縄戦で亡くなった方は20万人を超え、そのご遺族や関係者は沖縄をはじめ世界中にいる。まだまだ自分の祖先やルーツのある者がが沖縄戦で亡くなった・負傷した・無事に帰ってきたという事に気付いていない事も多々あるのだ。それらを知るきっかけや動機付けの為にも、地方でしか流れていない良い番組や戦争関連のものはもっと全国で流すべきだと感じる。

③今はそれらを見れる方法が増えている!! でも告知が少ない!!
現在はNHKプラスをはじめ、民放でもほとんどの番組は放送後に見れる、それもそれらが放送されたのが沖縄だけでも関係なく全国で見れるんだ。これは非常に有意義で大進歩である。しかし、告知が少ない様に感じる。私はここ数年、毎日NHK沖縄で放送されている「おきんわほっとあい」を毎日見ている。これを見る事で、沖縄のニュースと沖縄戦関連の話題がある程度網羅出来ていると感ずるからだ。これを見ていると、番組後半等に番組告知があり、金曜日19時半から「●×特集」です!!の様な告知がある。これに気付かずにいると、配信は一週間なので、何から別のタイミングで取り上げられないと永遠に見れなくなるのだ。こんな悲しい事はない。なので最近はNHKプラスやテレビ録画機器の検索キーワードに沖縄やおきなわを入れて、取り逃すことのない様にしている。ここまでしないと気付かない・見れない素晴らしい番組があるのだ。私の勝手な思いかもしれないが、戦争関連のものはいつでもどの期間でも見れるようにすべきではないかと思う。それは戦後79年が経過しようとしているが、もうあの戦争を語れる人は少なくなっている。そういった観点からも、あの太平洋戦争・第二次世界大戦、もっというと明治の事から始まる近代史をもっと皆が見て調べ感じるべきだと思う。

もう一つ、若い世代は最新の機材を使いそれらを駆使出来ると思うが、高齢者などはそうはいかない事もある。なので、特に地方で放送された良い番組や意義の高いものは積極的に全国放送して欲しいものだ。(やはり番組表での告知は絶大な力があると感ずる)

④ある社会派ブロガーの言葉
私は今、「ちきりん」さんという社会派ブロガーのVoicyをよく聞いている。
ちきりんさんは、情報は自分で見に行くだけではダメだ!!こんな事もあるんだよ、こんな世界もあるんだよ という情報の垂れ流しを見る中で新たに知る事、気付く事が沢山あり、インターネットで自分の関心事だけ見に行くのでは情報不足になると言っていた。これは私も非常に感銘を受け、ちきりんさんを見直したのである。なので、今回は沖縄を例(突破口として)に地方の良い番組や意義のある特集をもっと全国で放送し、それらの話題や課題を多くの方に知ってもらう、旅先で一瞬だけでもいい、この土地はこんな歴史や経緯があったんだなと思う、それがいつかの平和や幸福追求に繋がるのではないと信じる。

⑤最後に
6月の沖縄、8月の広島・長崎、それに続く全国での鎮魂、これらを忘れてはならないと思う。これらの厳しいい歴史があって今がある、私はそう感じている。私は現上皇が「日本人が忘れてはならない4日」があるいう記事を読んだ。その記事にはこれらの日は上皇も時間を取り黙祷されているとあった。6月23日、8月6日、8月9日、8月15日である。(個人的には6日にして欲しい、12月8日、6月23日、8月6日、8月9日、8月15日、9月2日)

また上皇は沖縄への思いを聞かれこう答えられたという。
「払われた多くの尊い犠牲は、一時の行為や言葉によってあがなえるものではなく、人びとが長い年月をかけて、これを記憶し、一人ひとり、深い内省の中にあって、この地に心を寄せ続けていくことをおいて考えられません」

この言葉ほど全てに通じるものはないと私は感じている。戦争だけではない、その他の懸案もこの姿勢で知り考え望むことで、その土地の方々に報いる事になるのではと感じる。

地方の良い番組を全国放送で!!告知も含めて全国放送で!!


2024年7月9日 porcorosso in kawasaki


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