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賢い子供の育て方 ⑦非日常の体験を

以前、子供の好奇心を養うためにいろんなところに連れていったと書きました。その効果が最も大きいのが家族旅行だと思います。いつもと違う場所へ行って、いつもと違うものを食べて、いつもと違う体験をする。それは家族と一緒でなくても良いとは思うのですが、幼少期であればやはり家族と一緒の方が楽しいに決まっています。家族旅行1つでたくさんの情報がインプットされ、さらに好奇心のレベルアップを果たすことができるのです。

我が家では毎年、夏休みに長野県の白馬に行くことが恒例になっていました。祖父母が田舎育ちだったこともあり山が好きで、いつも祖父母と一緒に車一台で白馬へ行っていました。白馬ではリフトに乗って山頂に上がったり、パターゴルフをしたり、釣りをしたりと毎年同じようなことをしているのですが、行くまでの道中でいろんな観光地に立ち寄るなど毎年少しアレンジをしていました。この「半分は定番、半分は初体験」みたいなバランスが絶妙に良かったと思います。

ただ、いつもいつも家族旅行に行くと費用がかかってしまうし、期待する賢くなる効果も希薄になっていきます。なので旅行に行かずとも非日常を体験できる機会を作ることが大切、具体的には定番イベントを増やすことをお勧めします。例えば、

・年に一度のお祭りに参加する
・年に一度、ご近所さんとバーベキュー大会をする
・年に一度、友達をたくさん呼んでお誕生日会をする

などです。ポイントは「年に一度」。マンネリせずに興味を持ち続けることができる=好奇心を維持できると共に、毎年恒例とすることで昨年を振り返りながらPDCAを回す訓練にもなります。PDCAとは、

P:プラン(計画)
D:ドゥ(行動)
C:チェック(確認)
A:アクション(改善)

の略で、主にビジネスの場で広く利用されています。
子供のお誕生日会を例にPDCAを回してみますと、

P:「今年は何をやるか」を考え、
D:「それを実践」し、
C:「その結果、楽しかったか」を踏まえて
A:「来年はこうしよう」と決める

PDCAを上手く回すことができれば、お誕生日会はグングン進化して、子供もグングン賢くなっていきます。PDCAを回す力は学習面でプラス
になるのはもちろん、あらゆるシーンで活用できる万能スキル
です。非日常の体験を積極的に作ってあげながら、好奇心と共に育てていきましょう。

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