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温泉効果・温泉はなぜ気持ち良いの?


温水に入ると、その瞬間に「あ〜気持ちイイ〜」と口から出てしまうほど一瞬でリラックス状態になります。心地良くてなんとも言えない安心感に包まれる〜。温泉は呼吸法や瞑想をしなくても、身体が気持ち良さを感じて勝手にリラックスしたマインドフルネス状態にしてくれます。

でもなぜ、温水に入ると気持ちが良いのでしょうか?

その理由については5つの作用がありますので解説致します。

⓵静水圧の作用
温泉に入ると体には圧力がかかります。全身には約560kg、肩まで浸かったなら、肺には約80kgの圧力がかかります。横隔膜が押し上げられて肺から空気が出るのです。勝手に深く息を吐く状態になり、胸囲は2センチ程縮むと言われています。
お湯に浸かった瞬間に「ふ〜っ」言ったりするのは実はこのせいだったりもします。

⓶浮力の作用
温泉水(液体)は物体を押し上げようとする力が働いています。下から上に押し上げる力によって入浴すると体が軽くなり楽になります。プールでプカプカ浮くのと同様に重たさから解放されるのです。

⓷胎内記憶を呼び起こす
浴槽の縁に頭を置いて体の力を抜くと、筋緊張がやわらぎリラックス状態になります。浮力が効いている中で暖かい温熱に包まれると、母の胎内記憶を呼び起こすのか、不安や心配が消え安心した気持ちになります。

④血管拡張により血行が良くなる
そして温熱は神経を刺激し、血管内皮細胞から一酸化窒素を作り出します。この一酸化窒素が血管を拡張させるため、血流が良くなるのです。
すると、毛細血管のすみずみにまで血液が循環され脳や足先まで酸素や栄養を運んでくれます。これによりさまざまな体調不良が改善されます。たくさんの酸素を得て脳も身体も喜びに満ちます。

⑤副交感神経の活発化
40℃前後のお湯では副交感神経が働くので、ゆったりモードになりリラックスできます。副交感神経が活発になると、内臓の働きが活発になり新陳代謝が促進されます。身体の修復、疲労回復がおこなわれます。

温泉に入った瞬間に上記のような作用が体に起こっていて、その作用により、何にも考えなくても安心してリラックスした状態にしてくれるのです。温泉って素晴らしいと思いませんか。
実際、こうした作用は家庭のお風呂でも起こっているのです。ただ、温泉の成分がより深いリラックス効果を与えてくれるのです。

成分による効果の違いについてはまた次回〜‼︎

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