韓国ドラマ『ブラッドハウンド』にみるブロマンス
私はすぐにピンときました。これはいいブロマンスの香り。
ヤフーニュースで監督本人が言っているので間違いありません。
天国ってことはパラダイスってことですよね。
しかも自信持っちゃってるので間違いありません。みんな、観よう!!!
ウ・ドファンが優勝。
突然の優勝おめでとうございます。
肉体の作り込みえぐないですか?刃牙じゃん。
服の上からでもその重量が伝わるし、シルエットがすごくかっこいい。やっぱ鍛えてる人って素敵だよね!私も見習おう♪って言いながらナチュラルにまんじゅう食ってた自分にビビりました。おいしかったです。
ウ・ドファン演じるキム・ゴヌは、誠実で優しい、母親想いのボクサー。
体幹が丸太でボクシングの新人王になるほど強いのに、ゴヌ自身は世間知らずで実直な性格というギャップがたまりません。
キラッッッッッッキラの瞳で「ネ!(はい)」って言うのがホンマにマジで信じられんくらい可愛いんです。スマホに母親の番号を「大好きなお母さん」で登録してる25歳。冷静に考えたらふつうにヤバいと思うんですけど、キム・ゴヌなら大丈夫。だってキム・ゴヌだから。キム・ゴヌならヤバくないし、そのままのキム・ゴヌでいてほしい。付き合いたい、結婚したいというより、産みたいです。私が言ってることわかりますか?ネ?
ウ・ドファン出演の作品は、他に「私の国」を見たのですが、これも大変すばらしいブロマンスだったのでお時間のある人もない人も観てください。
イ・サンイが1位。
イ・サンイが1位なんです。誰がなんといおうと。
撮影中のイ・サンイ良すぎる。そんな顔もするんだ………
良すぎるのでマイカーにデカプリントして毎日一緒に通勤しようかな。
イ・サンイ演じる、明るくてお調子者のウジン。彼のおかげでこの辛く悲しい暴力暴力暴力∞の世界を前向きに希望を持って見続けることができた。
正反対のようでいてよく似ているふたりのケミが強固な軸となって展開するストーリー。おもしろいに決まってんだろ。
冷静に考えたら、ウジンは別になんも関係ないのに、出会って数日のゴヌの借金のために自分の先輩に電話してお金を工面しようとしたり、こないだ会ったばっかのゴヌのために闇金の世界に挑んでいって死にかけたりしてんの頭おかしくて好きすぎる。なのでどう考えても1位。
出会ったその日から親友。
ゴヌとウジンが出会ったのは新人王の決勝戦。まさにその日から2人は打ち解け、長年一緒にいた親友、大親友、心友、心腹の友、マブダチ、ツレ、竹馬の友、メロスとセリヌンティウス、ブラザーのように見つめ合いニコニコしてはしゃいだりどんな時も一緒で命の危機には身体をはって救おうとして切磋琢磨しながらさらに強くなっていくの見てるだけで本当に五臓六腑に染み渡るしちょっとした風邪なら治せる効能効果があります。一生一緒にいてくれや。
戦闘シーンのブロマンスがアツい!!
2人が闘う姿はあくまでも「ボクサー」であり、特にゴヌは「ボクサーの心」を大切にしています。佇まい、身体運び、脚の使い方、拳で闘い続ける姿が痺れるほどかっこいい。
そして戦闘シーンでのブロマンスといえばやっぱコレですよね。「背中合わせで敵を迎え撃つやつ」。俺の背中はお前に預けるという信頼と実績からなる背中合わせで敵を迎え撃つやつ、定期的に摂取したい。
そして1人では敵わなかった岩を、2人で交互にパンチを繰り出しながら倒すシーンはめちゃくちゃアツかった!!ニコイチブロマンス戦闘シーン、必見です。
こいつは涙でるほどムカつきました。俺を泣かすやつは俺が許さない。
ブロマンスの天国は伊達じゃない。
どいつもこいつもブロマンス。
ゴヌを助けてくれた貸金業者のチェ社長(ホ・ジュノ)の右腕と左腕、ヤンジュンとドゥヨン。両腕揃って親しげに話してるの絆の深さがビンビンに伝わってきてよかったです。多くを語らなくても理解しあえる関係。ブロマンスの真骨頂じゃないですか。ただ、ドゥヨン役のリュ・スヨン(右)は同じくNetflixドラマ「クイーンメーカー」でクソクズ男を演じていたのでめっちゃ警戒してずっと歯茎むきだしで威嚇してたんですけど今回はすげーいい奴でした。ごめんな?役の印象って怖いですね。
この2人は敵同士で彼らの因縁から始まった闘いでもあります。直接対峙するシーンは限られてるし最悪の関係なので本当にブロマンスか?と言われると右斜め上を見ながらモゴモゴ言うしかないのですが、この2人の間には確かにバカデカヤバ感情があるんです。俺にはわかる。
あとチェ社長と右腕のヤンジュンのブロマンスも渋くて、一筋縄ではいかん奥底に秘められた想いがあってかなり最高でした。俺にはわかる。
それにしても敵役のパク・ソンウン!あの名作映画「メソッド」のパク・ソンウン!本当にすごい役者さんですね。メソッドではあんなに大好きだったのに、親の仇くらい憎しみに変わりました。顔がふつうにむかつくぜ…。
この2人はブロマンスっていうかデキてます。
ごちそうさまでした。
さすがブロマンスの神、キム・ジュファン。
ブロマンスとしてだけではなく、もちろん内容も素晴らしいです。応援せずにはいられないキャラクター、感情移入してしまう状況、ハラハラする展開、スピード感あるアクション。
不祥事があって脚本が変更になった部分もあるようですが、うまくまとめられているし最後まですごくおもしろかったです。
とにかく1話からクライマックスのブロマンスを全身の穴から吸い込み吸収し各臓器に栄養を届け明日を生きる活力としてください。
よろしくお願いいたします。