弁理士試験の選択科目(電磁気)の解答を公開します。

弁理士試験の過去問(選択科目(電磁気))の解答を有料公開いたします。選択科目の受験を検討されている方は、ぜひとも学習に役立ててください。

選択科目とは?

弁理士試験は、短答式試験、論文式試験、及び口述式試験の3段階に分かれており、原則として全ての試験にパスする必要があります。
上記の論文式試験は、特許法等の知的財産法に係る必修科目と、数学、物理学等に係る選択科目(基本的に理系科目)とに分かれています。

但し、一部の受験生に関しては選択科目の受験を免除される可能性があります。免除を受けられる要件等については特許庁ホームページをご参照ください。

解答例作成者について

プロモーションも兼ねて、解答例作成者(私)の略歴をお話しします。

・京都大学理学部(物理学系)卒業(京大理学部には学科がなく、代わりに数学系、物理学系などの分類がございます)
・学術論文(地球惑星科学電磁気圏分野)筆頭著者
弁理士試験の選択科目(電磁気学)を満点合格(人生唯一の自慢では)
・現在は特許事務所で弁理士業務を担当。主に機械、構造、電気系を担当。

「どれも大したことねーじゃねーか」と言われればまあ、それはそう。

過去問演習の重要性

弁理士試験のような資格試験において、過去問の演習が極めて効果的であることは言うまでもありません。過去問とは、過去に出題者が受験生に対して繰り出してきた手そのものであり、敵を知ることにつながるからです。

過去問演習を行うにあたっての問題点

しかしながら、私は選択科目の受験を経験した者として、選択科目の対策のために必要な情報を得ることが必ずしも簡単ではない、と考えます。理由は以下の通りです。

1.そもそも選択科目について知ってる人が少ない
弁理士試験の受験生の多くは理系の修士卒であり、多くの場合において選択科目の受験が免除されています。そのため、選択科目について誰かに聞こうとしても、そもそも受験経験がある人が少ないので、受験に関する情報を得ることができません。

2.選択科目の講座を開いている予備校がない
選択科目の受験者数自体が少なく、例えば令和4年の選択科目の受験者数は144人に留まります。しかも、そのうちの70人は法律(民法等)という科目の受験者数であり、1つの理系科目の受験者数は10~20人程度です。
このような事情から、選択科目(特に理系科目)の講座を開いてもお金にならないため、そのような講座を取り扱っている予備校はありません。このため、理系科目を選択科目として選んで受験する場合、問題集を買う等して自分で対策しなければなりません。

3.選択科目の解答が公開されていない
最大の理由がこれであろうと考えます。選択科目の過去の問題は特許庁のホームページに公開されていますが、(なぜか)解答については公開されていません。このため、過去問の演習を行う場合には、自分で買った問題集や参考書から類題を探す必要が生じます。この場合、「多分これでいいんだろうけど、本当に合っているのかな・・・」という不安を抱えながら演習を進めることになります。

まとめ

上記説明したような事情から、私は非常に大きな不安を抱えながら勉強をしておりました。そのため、ぜひとも試験対策に役立てていただきたいとの思いから、過去問の解答を有料公開することといたしました。

私の解答を参考に、受験生の皆さんが合格をつかみ取るための一助となれば幸いです。


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