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#1 やっと自分に合う英語学習が現れた

アイルランドに来て半年以上が過ぎ、ようやくワーキングホリデーを楽しめているような気がする。
気持ちに余裕が出てきたので、ワーホリや英語について振り返る気持ちにようやくなれた。これが誰かにとっての何かの参考になれば幸いだなあと思いながら、書き進めていこうと思う。


プロローグ

今回は、最近の英語勉強法について。テーマは「原点回帰し、やっと、苦なく自分が続けられる自分に合う学習法に出会った」だ。
2022年9月から英語の勉強を始めて約1年半。2023年2月からは集中的に一から勉強をやり直し、1年と少し。英語学習の全体像と道筋を把握し、文法からやり直したのだが、またそれについても書いていきたい。

2024年2月、「大人数がいるパブの場で、大きな声で心から言える自分が”好きなもの”」を英語学習の核とした。言い換えれば、自分にとっての専門性、噛み砕くと”ついつい執着する”ものを勉強の中心にする方向に舵を切った。
1年以上、大小合わせて50個以上試し、限界を迎えていた。どう足掻いても触れたくなる「漫画」、その延長にある「アニメ」を取り入れ始めた。

それが転換点となり、「別に自分が好きなものを”1つ”だけ、見続ける必要ないやん」「自分の見たいものを見たいタイミングで見ればいいやん」と気持ちの変化が起きた。結果的に、お気に入りの作品と、これまで試してきた中で続いた「日記」も合わせた自分なりの”型”が生まれた。

Ver1.0は大きく分けて3つ。さらに、つい1、2週間前から変化があり、Ver2.0は「3+1」というイメージに現在収まっている。

1:映像作品

ざっくり言うと、「好きな時に、複数あるお気に入りのコンテンツを、気がむくままに見る」だ。

・ブルーピリオド
・Friends
・トレヴァー・ノア(Stand-up Comedy)
・Young Sheldon(1話が短い海外ドラマ)

これらのお気に入りコンテンツを手札として持ち、ブルーピリオドとそれ以外で役割を分けている。
ブルーピリオドに関しては「深く」見ることにしている。こちらは、”学習”に近い。

a.ブルーピリオド

意識は「100回見る」こと。その中で具体的にやったことが以下の通り。

  1. 50回くらい、繰り返し、繰り返し見る

    • ポイントは、「自分はこれ以上聞き取るのは限界だと感じるところまで」

    • 回数はなんでもいい

  2. その過程で数回日本語で見る

    • そこからニュアンスを掴み英語を聴くことで、どんなセリフを言っているか音と共に推測する

  3. 自分が特に気になるシーンを抜粋。聞こえてくるセリフを書き出してみる(ディクテーションみたいな感じ)

  4. ChatGPTの音声認識機能を使って答え合わせをする

    • 自分が聞こえてきた音と、実際のセリフのギャップを認識する

    • ChatGPTも間違っていることもあるが、だいたい合ってるから気にしない

  5. 音声変化を見つける

    • リスニングができない原因は「単語を知らない」か「音声変化を知らない」なので、音声変化に着目する

    • 連結、寸止め、T音などを確認していく

  6. 音読(最重要パート)

    • 強調されている単語を確認

    • とにかくスムーズに言えるまで、繰り返す

    • 少しずつ長さを変えて、何回も何回も読む

    • 言えなくてストレスが溜まってきたら後に飛ばす。未来の自分に期待することも、英語学習では重要だ

  7. 単語や文法

    • 完全に「学習」になっちゃうので、余裕があるときに知らなかった単語を調べる

    • 英英辞典のサイトやChatGPTを活用する


赤線はわからなかったこと。文章の下に音声変化をアルファベットで記す(ex: relief if I'm accepted → relififaimaccept)。字が汚いのはご愛嬌。

ただ、これは「学習に近い」ので、仕事終わりだったり疲れているときはあんまりやりたいと思わない。というか楽したい。

b.海外ドラマやStand-up Comedy

そんな時に他の手札を召喚する。FriendsやStand-up Comedyを英語字幕でただただ、流し見している。そして、気になったら巻き戻したり、たまーーーに音読したりする。字幕と実際に喋っている”音”のギャップを発見してThere it is!の気持ちで楽しむ。
ちなみに、Friendsは1周見終えていたが、その頃は音声のスピードはもちろん、字幕のスピードにも追いつけなくて、ちょっと辛かったなあという記憶がある。ただおもしろいシーンはあるので、YouTubeのFriends channelでお気に入りのシーンを見たりしていた。

また、フレンズを解説してくれている「フレンズ英会話カフェ」というチャンネルも、歯磨きしているときに見ている。大体が10分くらいなので、ちょうどいい尺で、軽ーい気持ちで英語に触れている。

挫折しすぎないこと」「英語を嫌いにならないこと」。今日はとにかく英語を見たくない、という時は、漫画との2大巨頭「プロ野球」、準執着くらいの「お笑い芸人のトーク・漫才」などをYouTubeで見てリラックスしている。

2:漫画

好きな漫画トップ5の一つ「スキップとローファー」の英語翻訳を隙間時間に読むようになった。

https://www.amazon.co.uk/gp/product/B0998B6CF8/ref=kinw_myk_ro_title

ただただ好きな漫画を読んで、「確かここ日本語であんな感じのセリフだっけど、こんな言い回しになるんだ〜〜なるほど〜〜」と、ただ学習意欲が刺激され、楽しんでいる。
大事なことは、直訳ではなく、「ニュアンス」を汲み取って、それが英語で「どんな言い回し」をするかに集中すること。
まあ、無料で読める漫画はあるはずなので(確か、進撃の巨人とか)、お金はかけなくてもこれはできることはできるし、自分の好きな作品が無料でかつ英語で読めるなんてラッキー!っていうパターンもあるかもしれない。
僕は当てはまらなかったから、スキップとローファーの後は「ひらやすみ」か「ブルーピリオド」にしようかなあ、なんてぼんやり考えてたりしている。

3:日記

昨年の9月にアイルランドに来てからおそらく唯一続けていること。
その日起こったこと、あの場面でこんなことが言いたかった、などを書いたりしている。
ここで大事なのは、自分が最近インプットした構文や言い回しを取り入れて「使う」こと。自分の日記の内容に加えることもあるし、例文を自分で作ったり、例文を調べて丸暗記したりもする。
Writingは「自分の言いたいことを表現する」という意味で、Speakingの一種だと思う。時間をかけて自分の言いたいことを組み立てて、それを音読したり、実際の場面で使うことで、1つ、また1つと自分の言えることが増えていく。
もちろん間違えている文章もあるだろう。そこで調べたい時は調べる。でも毎回毎回はやらない。なぜなら疲れるからだ。疲れて嫌になるからだ。自分の場合はあまり修正せず、英語が伸びているであろう未来の自分に期待して、日々書き綴っている。

二週間くらい前に書いたやつ。デンマーク旅行で感じたことを書いてた。誤字脱字、文法ミス、余裕である。

僕が普段使っている構文などは「ニック式英会話」と「Atsueigo」から引用してることばかりで、いつも本当にお世話になっています。僕の英語学習のやり直しを始めた段階から、お世話になりっぱなしのコンテンツなので、それについても今後振り返られたらいいな。

4:単語

1年ぶりに本腰を入れて、単語を学び直し始めた。1年前は紙の単語帳で、毎日とにかくがむしゃらにやる、といった感じだった。が、当然つまらなかった+あまり意味を感じなかったのでやめた。
しかしここに来て、「単語知らないいと、リスニング伸びていかないんだよなあ」と痛感し、再スタート。
使っているのはDistinctionのアプリ

物事を覚えること全般に言えるが、「覚えたい対象に、どれだけたくさん出会うか」がポイントだ。なぜなら、人は忘却本能があるから。
このアプリが、勝手に復習できるようにランダムで単語を出してくれるので、今の所、順調に記憶していってると感じている。
もちろんお金はかかるけど、英語が伸びればいくらでも回収できるので、投資と思って投げ銭する。

前までは、映像作品、漫画、日記の3本柱にちょっと単語を改めて始めたくらいだった。が、最近は単語を覚えたい!という熱が上がってきたので、「映像作品、単語、日記+漫画」という意識になっている。

効果

学習のポイントは、「やることをを通してどんな効果を得たいか」といことだと思う。

  • 映像コンテンツ全般、単語→Listening

    • 一番時間や労力を割く

    • 1日のなかで時間があまり割けない時は、リスニングにつながることを優先してやる

  • 日記、漫画→Speaking

    • とにかくコツコツ、自分の言いたいことを言えるようにアウトプットする

  • 英語字幕、漫画→Reading

  • 日記→Writing

といった感じで、いわゆる4大スキルが鍛えられているみたい。でも、気持ちは「とにかくListening」「おまけでSpeaking」という気持ちだ。

エピローグ

最後まで読んでいただいた方がいらっしゃれば、本当に感謝です。長々と読んでいただきありがとうございました。

  • 自分が執着してしまうことを学習の中心に据えてみる

  • 苦にならない、嫌いにならないように取り組む

  • 何を一番鍛えたいかを明確にする

  • 未来の自分に期待する。わからないことがあっても固執しない

改めて何を大事にすべきかを確認し、いい振り返りになった。
時間のかかる語学学習で、やればやるほど力がつく。知らないことが多すぎて、自分のスキルが求めるものに程遠くて何度も挫折する。だけど、ようやく最近楽しくなってきた。あと半年はListeningに取り組んでいこう。

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