幸せになるのなんて簡単なこと
幸せになるのなんて簡単なこと
視界を好きなもので埋めるのだ
目に映るすべてのものを
好きで好きでたまらないものにする。
大好きな人の写真、お気に入りのレコード、硝子の貯金箱、かわいい象の置き物
私の部屋はそんなもので埋め尽くされている
朝の5時。
まだ世界が静かな時間にのそのそと起きて
そんなのを眺めながらコーヒーを一杯やる。
すると、こころは見る見るうちに満たされて
あたたかいため息が出る。
それからまったりと音楽でも聴きながら
窓を開けて雲が動くのをちゃんと見る。
ほんの少しだけ秋の匂いがする
それがしあわせ。