「介護が必要な90代の方へ:入浴時の安全と快適性を支えるストレッチ」

こんにちは、理学療法士の山田です。今回は、介護が必要で特に入浴時に支援が必要な90代の方々向けに、特定のストレッチに焦点を当てます。

腕の伸ばしエクササイズ 椅子に座った状態から始めます。片方の腕をゆっくりと前方へ伸ばし、5秒間キープします。その後、ゆっくりと元の位置に戻します。同じ動作をもう一方の腕でも行います。この動作を一日に5回×2セット行うことを目指しましょう。

なぜこのエクササイズが必要なのか 腕の伸ばしエクササイズは、腕の筋肉の柔軟性を保ち、入浴時の支援を容易にします。特に、腕を上げたり、洗う動作が容易になる可能性があります。また、このエクササイズは介護者の肩への負担を減らすことが期待できます。

研究によるエクササイズの効果 腕の伸ばしエクササイズが筋肉の柔軟性を向上させるとともに、全身の気分を明るくすることが、いくつかの研究で示されています(Misic et al., 2009)。

まとめ 入浴時の支援が必要な方でも、適切なエクササイズを通じて、入浴を安全かつ快適なものにすることは可能です。また、介護者への負担を減らすことも大切な目標です。引き続き、自身のペースでエクササイズを行っていきましょう。

参考文献: Misic, M. M., Rosengren, K. S., Woods, J. A., & Evans, E. M. (2009). Muscle quality, aerobic fitness and fat mass predict lower-extremity physical function in community-dwelling older adults. Gerontology, 55(5), 505-513.

次回は、食事時の支援が必要な90代の方向けに、特定のエクササイズを紹介します。お楽しみに。


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