【詩】夜

夜、水面に映る誘蛾灯が綺麗でした

藻や苔で濁った汚い水でさえ闇に覆われて、すべてが透き通って煌めいているよう

夜がずっと続けばいいのにとわたしは思った

人々は光ばかり求めて朝を待ち望んでいるけれども、多くのものは光に照らされ、解像度が上がった瞬間に、とてつもなく気味の悪いものになっていくから

見え過ぎたものに絶望するばかりだから

すべてを覆い隠してくれるような夜が好きです

心はすぐに何かに映りこんでしまうものだから

夜よ、わたしの汚れた心を隠す希望となって

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