鉄拳8 AIレビュー
本日2023/12/14。
鉄拳8の体験版がリリースされた。
その中で遊べるモードとして、《SUPER GHOST BATTLE》がある。
自分と対戦できるモードだ。
詳しく説明すると、自分の動きをAIに学習させて対戦するのだ。
発売前、このモードがあると知って僕は期待した。
いままで鉄拳のCPUというのは精度が悪かった。
ただランダムに攻撃をするだけ。コンボはできない。
だけど下段ガードは完璧…みたいな、バランスの悪い設定だった。
まあCPUの精度の悪さは鉄拳に限ったことではないのだが…。
そもそも学習しないことが、致命的に面白くない。
なので、今流行りの学習が売りのAIを搭載したということを知って、期待した。
SUPER GHOST BATTLEのみが目的で、ついにGHOSTと対戦した。
10回以上はやったと思う。
ガッカリした
コンボの精度が悪い
僕のコンボを反映したのは分かった。しかし詰めが甘いところが多い。
始動技から繋ぎまで学習しているはずなのに、再現してるところを見ると締めだけがなぜかできていない場面が多かった。そしてその他の状況でも、《相手が浮いているのに拾わない》などといった、融通が効いていない動きのように思える。
学習能力が低い
一度やった事だからといって反映してくれる訳ではないようだ。
三島家のステステも数回やって様子見をしたが、再現してくれなかった。
連続腿砕き戦法は再現してくれた。
しかし連続腿砕き戦法も、ステステと使用頻度は変わらない。再現するしないの違いはなんなのだろうか。
というわけで、思ったより学習性能が低いと思った。
Simejiのキーボードの方がよっぽどすぐ学習して反映してくれる。
やってないことをする
プレイヤーの動きを学習して反映しているハズなのに、僕が一度もやっていない技を出すのだ。偶然かもしれないが、コンボまで僕が一度もやっていないコンボパーツで繋げようとしていたように見えた。これではただのCPU BATTLEだと思ってしまう。
総評
期待外れだった。
ベータテスト版の時のことだったが、プロゲーマーのGHOSTに勝てたのが物語っている。
たしかにプロゲーマー味を感じる動きだったが、素人の僕が勝てている時点で、GHOSTは本人の分身ではない。
少なくともそのプロゲーマーのGHOSTデータは数十回分の学習データだ。
鉄拳のプロデューサーである原田氏によると、数をこなせばこなすほど再現度は上がっていくとのことなので、100回くらいやればより本人に近づけるのかもしれない。
しかし精度が悪い。これに尽きる。
1月に発売らしいが、今回は見送らせてもらう。