終わりを見据えて
バカリズムは旅行に行く前から終わったあとを想像して、勝手に憂鬱になっているというのを、ネットのインタビュー記事で見た。
これを見て────
まさに俺じゃん
と思ってしまった。
数え切れないほど失ってきた。友達、家族、趣味、宝物、仕事、名誉、若さ・・・
喪失経験を繰り返すと、同じような経験をする際、まさにバカリズムと同じ《終わりを見据える》思考になる。
『楽しいけど、終わるもんなあ』
『今だけだよなあ』
というニヒルな思考になる。
バカリズムさんの座右の銘はおそらく《諸行無常》と《盛者必衰》だと思う。
それがたとえnoteのいいねだとしても、半年後には俺の記事なんて、いいねした人からは忘れられてるよ。