レールに乗る以外選択肢ないじゃん...

「好きなことで生きていく」
なんて成功したYouTuber達がひと昔前に言っていた。 

しかしそれは相当運に恵まれた人間だけが送れる人生だ。

ほとんどの人間はレールに乗る以外の選択肢しかない。
つまり《体を資本に労働する》のだ。

これが出来ない人がいる。
頭が悪い。体が悪い。等…。

「レールに乗れないから、外れて違う生き方をしよう！」

僕はそういう考え方をしていた。

甘かった。

レールを外れると、ほとんどが無職になる。フリーランスや芸能事務所に所属なんてできる人は滅多にいない。

そうしてレールから外れたら生活保護まっしぐらだ。

僕が思うに大抵の人は多分それが分かっているんだろう。だから無難な道を歩む。臆病者とかではなく、レールを外れることがどれだけ無謀で割にあっていないかが分かっているから。僕みたいにバカじゃないから。

いや、僕も軌道修正して若いうちにレールには乗ろうとした。
それで無理だったのだ。

そうなるとやはり無職だ。
就労支援施設に通うというのは、従業に入らないと思うし。

レールから逸れていいのは、恩恵を受けられる者だけだ。
大抵は恩恵ではなく社会からペナルティを課される。

審査が下りない…、ローンを組めない…、保証人がいない…、世間体が悪くて肩身の狭い思いをする。

本当に極々少数ひと握りである宝くじレベルの豪運の持ち主以外はレールから外れていい事はまずない。