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良質なものだからといって売れるわけじゃないという事実を知った時

「良いものは売れる」
よく聞く言葉だが、僕もそう思っていた。

ネットで色々なコンテンツに触れられるようになった時、底に眠る有象無象の良いものが見えてきた。
売れているものと質は大差ないと感じるコンテンツ。それに触れた感想は「これで売れないなら、何が売れるんだろう」というものだった。

そもそも売れているコンテンツは良いものとは限らない。
AKB商法を見て、AKBが良質なものと言えるだろうか。
 売れるかどうかは良質かどうかではなく、事務所の力といった、コンテンツの質以外に関わってくるのではないか。
それを知った時、創作意欲なんてなくなる。

エンターテインメントという世界の矛盾とか、政治的な力や権力、そういう事実が鼻についたんです。ただの若造に、力のある大人たちがへいこらしている様も違和感でしかなかった。これは虚構なんだな、ここに真実はないんだなと感じたんです。

SUGIZO

かつては夢を持っていた人間が、こんなことを言ってる。
AKBの出世も、人気を盛ったことによる虚構といっていい。
権力で出世が決まる。質なんて後付け。
バカらしくてたまらないだろう。

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