それぞれの猿山
配信者の数だけコミュニティがある。
その配信において配信者は主人公であり、ルールであり、神だ。
偉そうにリスナーに対してアドバイスや上からコメントやマナーを説くが、それは自分の配信というホーム土俵だから出来るだけで、そのリスナーが離れてしまっては何も出来ない。
リスナーあっての配信者なのだから。
そしてもっと言うとそこのコミュニティから1歩でも出ればその権限は何の役にも立たない。ネットという仮想の世界ならなおさら差は激しそうだ。
Noteだってそう。
SNSは全般そうで、肯定してくれる人や、見てくれる人がいないなら意味がないし、け結局ネットなので、身元を隠して他人に対してマウントも取れるが、現実では同じことが出来ない。
Yahooニュースのコメント欄に至極真っ当な指摘をしているユーザーがいた。
気になったので、その人の過去したコメントを辿ってみると、大体朝の5時から22時の間、30分おきにずっとコメントをしていた。一時的なものなのかと思いきや、過去10日以上ずっとそんなペースだった。ちなみに小室圭さん関連のニュースへは、やたら厳しいコメントを残していた。
ネットなら一刻も早く改善するべきな自分の悲惨な生活を棚に上げて、よそ様の不祥事を指摘しまくれる。楽な世界だ。
そして配信者は周りをイエスマンで固められる。
こうなると現実世界に適応するのは難しくなるだろうな。
自分にとって都合のいい生ぬるい世界は、長い目で見て自分を弱体化させる。
居場所があるのはいいが、しょせん猿山でしかないのは、戒めとして知っておかねばならない。