境界知能が詰む理由
気付かれるのが遅い
気付いた時には孤立し、私生活がめちゃくちゃになっていて手遅れという状況になりかねない。
知能全般の能力値が低いため、何をするのも不利。
それは人間関係の構築にも言えるため、気付かれずにレベルの高い集団に入れられると、コミュニケーション能力のハンデから孤立しやすくなる。
勉強は知能が露骨に試されるものなので当然できない。
唯一体育といった身体能力が試される場でハンデが無くなるぐらいだろう。
毒の沼
仕事は中途半端にできない。しかしADHDと違い遅刻などはないことが多く、怠惰ではないということが伝わるため、スパッとクビにはならない。
しかし能力が低いことは事実なので、失敗体験は日々重なっていく。1ヶ月くらいならばまだ耐えられそうだが、一時的な疾患ではなく生まれ持ったパッシブスキルなので、失敗体験は年単位で続く。環境が合っていなければ、その環境に身を置く限りずっと失敗体験が続く。
なので精神疾患になるのは時間の問題でしかないのだ。
ラウンド1でKOされるか、10でKOされるかの違いでしかない。
発達障害者が鋭い刃物で切り刻まれ、早いうちに首を落とされる状態なのだとしたら、境界知能者は常に毒に侵されており、気付いたら瀕死になっていたという状態だろうか。
境界知能者は、どのルートに入っても詰むと思う。
よっぽど運が良くて、頭脳労働を避けられるルートに入らないと無理だが、狭き門だろう。