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【感想】最強のふたり【ネタバレ有】
お久しぶりの映画感想でございます。
ずっと前から気になっていた「最強のふたり」を見ました。
フランス映画ですね。
以下あらすじ――
不慮の事故で全身麻痺(まひ)になってしまった大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)は、新しい介護者を探していた。スラム出身の黒人青年ドリス(オマール・シー)は生活保護の申請に必要な不採用通知を目当てに面接にきた不届き者だったが、フィリップは彼を採用することに。すべてが異なる二人はぶつかり合いながらも、次第に友情をはぐくんでいき……。
と、言う事で、数ヶ月前に見た「グリーンブック」と設定的に似てるのかなぁと思いつつ鑑賞開始!
ちなみにグリーンブックの感想はこちら↓
【感想】グリーンブック【ネタバレ有】|如月りろ|note
んでもって、抱いた感想はその翌日に見た「エール!」と似ていました。
エール!の感想はこちら↓
【感想】エール!【ネタバレ有】|如月りろ|note
そう、この設定で何故? と言うくらい私は感動出来ませんでした。あ、キャスティングはバッチリだったと思います。
正直に言うと、私は改めて……フランス映画が少し苦手だなぁと思ってしまいましたね。
まずテンポが好きじゃない。変にムーディーなBGMで景色や登場人物の顔をたっぷり見せる。そう言うのをちょいちょい挟むんだけど要らないって思っちゃう。
きっと私は分かりやすいハリウッド映画が好きなんでしょう。
芸術よりもエンターテイメント、映画にはそれを求めている様です。
実話を元にしている映画なので仕方ない部分もあるのでしょうが、それを言ったらグリーンブックだってそうですから。
面白くなかったわけじゃないです。
ただ……物足りなかったかなぁ。
逆に聞こえるかも知れないけどもっと絞って欲しかったとも言える。
真逆の二人の友情物語としてそこの厚みが足りてなかった。
んでちょいちょいフィリップの他の使用人や、娘や、娘の彼氏、ドリスの家族も絡むんですがその絡み方が唐突なんですよね。
「あ、このエピソードも入れておかなきゃ!」
って急に放り込んで回収が雑。だったら要らないからフィリップの文通相手とのあれこれをもっと見たかった。
フィリップはどれくらい文通相手に思いを馳せていたのか、どんなに思ってた相手だったのか、それがないといくらドリスがカッコ良く連れて来てくれても感動出来ないんですよね。
身体が不自由なフィリップに対してドリスは同情しない。だからフィリップはドリスを選んだ。
フィリップ→ドリス なのは分かる。
でも最終的にドリスもフィリップに友情を感じる様になったのかは見ていて正直疑問かな。
長い時間を二人で過ごしたわけではないし、(実際には10年一緒にいたみたいですが映画だとそう感じられない)ドリスは誰に対してもそんな奴、と言う見方も出来ちゃう。
なんか予告やパッケージが凄く良くて期待し過ぎちゃったのもあるかな。
まぁ~……65点!
でも世間的には評価の高い映画みたいです。
辛口になってしまいましたがnot for meってだけですので、是非見てみて下さいね!