[詩]「曇天の未来へ」
変わる未来と
モヤモヤ
幕が開ければ
語り部はいつも
全てを知っている
フリをする
不定形な
役者達
セットされた
舞台の裏で
溜め込んだ感情が
破裂した
決められた
言葉を裏切って
台本通りの日々に
さようなら
先は見えない
ノープランで
生きている
何が起こるかも
知らないで
未だ雲行きは
怪しくて
でも
確かなのは
未来には
倒れた私がいること
過去には
無垢なる私がいること
自己の証明
変幻自在だ
これからなら
いくらでも
変わる未来と
今いる私
行きつく果てすら
知らないけれど
生きているなら
旅は続く
恐れないで
いつか
終わる日々も
初めても
その意味を
知らなければ
傷つかなければ
青空は見えないから