「だって、生きてていいだろうが。」(詩)
鮮やかに感じた思考。
犯した罪の数々。
悪いと思うが、思うまいが。
結論は変わらない。
間違っていたと思っても、
間違ってないと信じても。
生きるしかなくて生きる。
生きたいから生きる。
「罪人だって、生きてていいだろうが。」
悔いを改めて前を向くなら。
犯した罪の分、
言い訳でも他人を助けようとするなら。
きっと間違っていても
誰かに感謝される日が来る。
自分か他人か知らぬままでも。
間違えだらけでも進む。
成功だらけでも進む。
生きることを止める権利は誰にもない。
「虫だって、
灰だって、
生きてていいだろうが。」
そんな存在だと自身を自覚しても。
自分を否定したとしても。
誰かは貴方を肯定する。
事実を知っても、知らなくても。
そんな誰かが心に住むだろう。
「孤独だって、生きてていいだろうが。」
空の景色や、美味しい食べ物。
いつかささやかな幸せに気づける筈だ。
誰かの痛みに寄り添えるようになる筈だ。
「間違いの傷だらけ
だって、生きてていいだろうが。」
それがきっと人間だ。
自分が定めても、他人が定めても。
正しさだけじゃ生きれないさ。
決めつけるように
呟くんだ。
足掻く声を
静かに囁くんだ。
それがきっと、ちっぽけな自分だ。