あの頃、僕たちが見ていた景色
日曜日の夕方、ちびまる子ちゃんとサザエさんを見て、サザエさんのエンディングを聴きながら日曜日の終わりを憂いた。
明日の学校がいやだなぁーと思いながらイッテQを見ていた
翌日、学校へ行けばなんやかんやで結局楽しい
みんなゲームの話を話題にしていた
低学年の頃はみんながテレビを見ていた
小学3、4年生くらいまではバカ殿様を見ていないとみんなの話についていけなかった
いつの間にかテレビをみんな見なくなって
テレビの話が話題になることもなくなっていった
小学生の頃、僕たちが見ていた景色は、テレビからゲーム、ゲームからYouTubeという風に移行していった
土地の開発が進んでビルが立ち並ぶように 目線も身長も高くなっていった
みんな便利性を求めてインターネットへ流れていったようだ
あの頃見ていた景色は変わっていき
僕たちも段々と変わっていった
行けば楽しかった学校にも二度と通えない
僕も学生ではないからだ
背の高いビル群がどこまでも続く
都会の空は狭い
僕は思った
夜は眩しい
星の灯りすら見えない
僕は思った
それが、大人になるということだ