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【我がまま】のすすめ

わがままなのではない。

人が他人に分け与えるには、
まず自分を満足させる必要がある。
ただ、それだけのこと。

以前、何かの本で読んだフレーズ。
その言葉に出会った時、感動した。
なるほど、まずは自分かと納得した。

のだが、実をいうと、
そんなことはすっかり忘れていた。

思い出すきっかけになったのは、
最近始めた小さな心がけ
「自分の感じていることを感じてみる」

なぜそんな心がけを? 
これについては、少し前の記事に書いた。

さて、冒頭の「わがままでない。……」に
たどり着いた経緯なのだが、

実は最近毎日がとても充実している。
理由はいくつか考えられのだが、
その中で、特に大きなものが
「自分と仲良くしている」感覚だ。

思ったこと、
感じたことを否定するとか、
できる自分は良い自分、
できない自分は悪い自分と
判断するとか。

そんなことを極力控えて、
そのままの自分、
ありのままの自分を
感じてみる。

ああ、そう思ったのだな、
そうか、そう感じているのだな。

できる自分がいるのだな、
できない自分がいるのだな。

そこから次の思考に移らない。
移ってしまう時もあるけど、
そんな時は、そのことに気づいて、
自分を引き戻す。

そんなふうに
自分の感じたことを感じていると、
自分と喧嘩することが減った。

そして、なんというのか、
とてもホッとするというのか、
温かい感じがするというのか。

ぼくがぼくに、
「そのままでいいよ」と
言ってもらって、
とても安心するのだ。

きっと、だからなのだろう。

動き出す、変化するということが
怖くなくなった。
たっぷり安心を与えてもらって、
自分は自分でだいじょうぶ。
信じるものを、思うがままに
やってもだいじょうぶ。

そう思えるようになっている。

だから、当然、気持ちいい。

動き出せなくて、
モヤモヤすることもないし、
動いた結果に、
いちいちヤキモキすることもない。
とにかく、思うがままに、
そう「我がまま」で
あればいいのである。

そしてこれが不思議なことなのだが、
「我がまま」でいることを
自分に許可できると、
他人のことも認められる。

ぼくは「ぼくのまま」でいい。
だから、もちろん、
あなたも「あなたのまま」でいい。
そんなふうに考えらえる。

などと、
最近の自分の変化を思った時、
改めて、どこかで読んだフレーズを
思い出したわけである。

「わがままではない。

 人が他人に分け与えるには、
 まず自分を満足させる必要がある」

そうなのだ。まずは自分。
あなたが「あなたのまま」に
生きてみればいい。

その時、きっと、
そこから溢れ出る
「あなた」らしさが、
あなたの周りを幸せにする。

なるほどと、
改めて感じ入ったわけである。

自分をそのまま受け止めて
「あなたらしく」生きてみませんか。
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