これで決着! ”好きを仕事にすべき”問題
好きを仕事にする。
よく聞く言葉だ。確かに、好きを仕事にできたら素敵だろう。ただ、その一方で、好きを仕事にしない方がいい。そんな言葉もよく聞く。一体、どちらが本当なんだろうか。今日はこれについて考えてみたいと思う。そして、こ読んだ人が、
今より前向きに仕事に取り組めるようになった。
これから仕事を選ぶ上での視点が変わった。
と思ってもらえたら嬉しい。
まず、最初に「好きを仕事にする」。こちらは、敢えて分析するまでもないかもしれない。好きなことならやり続けられる。一日の多くの時間を費やすのが仕事。それが好きなものならは、毎日、好きなことだけしていられる。なんて幸せな人生だろう。
わかりやすい。
であるならば、なぜ「好きを仕事にしない方がいい」なんて意見があるのだろうか。
よく言われるのは「仕事とは相手に求められるものを提供して、対価としてお金をもらうもの」 言い換えれば「お客様の好きなもの」をするのが仕事であって、私が好きもの・ことをするのは仕事ではない。
好きなことを仕事にすると、相手が求めるものと、自分が求めるものに不一致が生じる可能性がある。つまりは「私が好きなものを提供しても、仕事として成立しない」ということだ。
この不一致を解消するには、
私が好きなものを諦める
仕事にならなくても、つまりお金にならないけど、好きを押し通す。
この二つしかない。ただ、どちらを選んだとしても、好きが仕事にはならない。好きを仕事にしない方がいい理由は、こんなところだろうか。
ただ、ここで忘れていけないのは、不一致が発生する「可能性」があるということ。つまり、好きと仕事が一致する可能性はあるということだ。そして、ぼくは、好きが仕事として成立にするには、次の二つの方法があるかと考えている。
仕事を好きになる。
好きを続けられる工夫をする。
詳しく説明していく。
1. 仕事を好きになる。
これは説明が不要かもしれない。働いたことがある人なら、多くの人が、こんな経験をしているのではないか。
「最初は……だった仕事。でも、お客様に喜ばれたり、知識が身について点が線なるにつれて、面白いと感じ始めた。結果として仕事が好きになっていた。
ぼくはこのケースを「得意・強み」が発揮されたケースと考えている。お客様に喜ばれたり、点が線になって理解が深まるというのは、誰にでもできることではない。その人独自の「得意・強み」が裏にある。「やっていたら、知らないうちに、できるようになった」などという場合は、特にそうだ。
成果が出れば面白くなる。面白いから好きになるというのは、とても自然な流れだし、ある意味、理想的と言える。ただ自分自身の「得意・強み」に意識的でないと、結果として仕事が好きにはなったが、その再現性が低い。大切なのは、最初はぼんやりでもいいので、自分自身の「得意・強み」を把握して、少しずつ明確化していくこと。常に「得意・強み」を発揮できる環境に身を置くことで、成果を出し続け、「仕事が好き」を継続できる。
2. 好きを続けられる工夫をする。
どんなに好きなことも、仕事となると、それだけでは続けられない。スポーツの世界がいい例だ。サッカーが好きだからという理由だけではプロにはなれない。たとえなれたとしても、成果が伴わなければ、プロではいられない。ただ、それをもってして、「好き」を続けられないのかと言えば、それは違う、ぼくはそう考える。これも方法は二つある。
🔳「関わる場面」を変える。
サッカーに関われる場面というのは、プレーヤーに限った話ではない。コーチ、監督、トレーナー、クラブチームの社員、子供にサッカーを教えるという方法もある。自分の関わり方を広げてみれば、好きなサッカーを仕事とすることができるはずだ。
🔳好きの「本質」を別の形で実現する。
サッカーの「何」が好きなのかを言語化してみよう。すると見えてくるものがあるはずだ。例えば、
点を取るのが好き→ 営業職で顧客を獲得する。
ゲームプランを立て実行するのが好き→ プロジェクトマネージャーとして、計画を立案、遂行する。
全体を見ながら、個を動かす。そして、最後の要になるのが好き→チームリーダーとして個のメンバーを活かしつつ、「締め役・まとめ役」を果たす。
好きの本質がわかれば、それを実現する方法は他にある。
今日は「好きを仕事にすべきか、すべきでないか」について書いた。ぼくなりの結論を言えば「好きを仕事にすることはできる」だ。今日、ここに書いたことを実践に移して、多く人が同じような気持ちになってくれたら、それに勝る喜びはない。
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