24.5.10日本 景気減速感 賃上げ見込みも物価高(円安)で個人消費減の節約志向
景気ウォッチャー調査 景況感50節目割れ
健全なインフレ(値上げ⇨賃上げ)が中小企業にも波及していますが、円安に伴う物価高が節約志向を高めた結果、個人消費の伸びを鈍化させています。
年後半、日銀の利上げが円高シフトを起こし円安が解消される見込みですが、一方で外需企業の円安効果の蒸発が懸念されます。為替が140-145円/ドル台に収束し、賃上げ効果が物価高(円安)に相殺されず消費を促進させる好循環の経済活動が待たれます。
参考:📕先月の景気ウォッチャー調査
https://note.com/happy_coyote680/n/n7c442200f2d4
決算ピーク(前半)日経平均EPS2,200台
本日(5/10)、約600社の決算が報告されました。日経平均株価EPSは2,200台まで上昇しました。株価は好決算でも市場予想を下回ると下落する傾向です。しかしながら増収増益を見込めるのであれば中長期的には買い場とも考えられます。控えめな日本企業の決算は海外投資家には敬遠されますが、下半期の上方修正を節目に株高も期待されます。
相場サイクル 逆金融相場⇨株安懸念
24.3月期の日本企業は好決算を連発しています。今期(25.3月期)も引き続き好調な見込みですが、年央から利上げ懸念があります。今後の株式相場は景気減速と金利上昇の懸念を受けて逆業績相場⇨株安が想定されます。
5月天井(Sell in May)を節目とした下落トレンド突入、あるいは好決算に支えられて株高を維持するか、来週の決算状況に注目です。