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24.6.10景気ウォッチャー調査 加速する減速感 利上げ先送り⁈ 株価横ばい?
加速する減速感 本格的な不況を危惧
日本経済の景気減速感が強まっています。為替介入にも関わらず、円安が進行し、高まる物価高及び光熱費が個人消費を冷え込ませました。次回(7月発表)はトヨタ&ホンダなど大手自動車メーカーの認証不正の制裁、出荷停止が更なる悪化を懸念させます。
一方で個人消費は定額減税の収入増と電気代の値上げ(補助金終了)との狭間で揺れ動きます。
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雇用:中小企業の人手不足が加速(高給の大手企業へ転職)
引用元:内閣府
https://www5.cao.go.jp/keizai3/2024/0610watcher/watcher1.pdf
🔶前回(5月)の景気ウォッチャー調査
中東紛争 休戦遠のくイスラエルの右傾化
イスラエルのネタニヤフ首相が安全保障より長期政権の維持を優先した結果、人質作戦を決行、空爆を行いハマスに更なる被害をもたらしました。穏健派のガンツ前国防相が離脱し、右傾化が加速、休戦交渉は難航する見込みです。
中東紛争の長期化が海運業の運賃を上げ、インフレ再燃を警戒させます。現時点では原油安の進行に救われています。
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各国の景気減速が重荷(=需要減)