25.1.21日本株の展望 米中対立の狭間で内需&外需の両輪が株価をけん引(期待)
日本株の楽観/悲観シナリオ
日経平均株価のレンジ幅の設定にあたり、2つの視点で仮説を立てました。仮説として、現時点(1/21)の株価39,000円台±1,000〜3,000の振れ幅を想定しています。
①日経平均株価の月足チャートを基に設定
💹レンジ幅:下限35,000〜上限:40,000
・楽観:内需&外需が好業績⇨株価上昇
・悲観:米関税が世界景気を減速⇨株価下落
②日経平均株価のPER幅14〜16と増益率を掛け合わせてレンジ幅を算出
💹レンジ幅:下限36,960〜上限:42,240
前提:EPS:2,640(≒2489×1.06)×PER(14-16)
*経常利益の増益率≒EPS増益率として計算
・楽観:42,240(≒2,640×16)
・悲観:36,960(≒2,640×14)
中国株の反転 米中協議を好感
香港ハンセン指数が急上昇しています。
中国の不動産市況は低迷していますが、今後の景気刺激策の期待と米中協議の進展、特に関税の先送りに加えて、米中首脳会談の期待が高まり、米中対立の緊張感が和らぎつつあります。
資生堂などの中国関連株の復活が期待されます。
1月円安ピークの一服感 円高シフト見込み
円安に一服感の落ち着きがみられます。トランプがドル安の口撃を封印、新興国からのドル離れリスクを配慮した対応に終始しました。
今後1/24日銀会合の利上げを見据えて円高への反転が想定されます。外需株の海外売上の目減りを危惧させます。2月決算シーズン時の業績修正に注視です。特に為替想定レートの修正が警戒されます。