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22.7.28 インフレに伴う各国の個人消費の行方

為替相場

 7/28FOMCの利上げ(0.75%)を受けて円高(ドル安)にシフトしています。
 通常、利上げした国の通貨価値は上がりますが、直近の為替市場では米欧ともに真逆の円高に振れています。利上げより景気減速を懸念した動きでしょうか。
 利上げはインフレ抑制の対策であり効果は9月頃に現れる見込みにつき、次回のCPIは効果検証として注目されます。パウエル氏の利上げ緩和の示唆のとおり利上げ(0.75→0.5%)となれば景気&株価ともに安定します。

個人消費

 各国とも物価上昇あるいは値上げを受けて節約志向が高まり売上減となっています。賃金上昇よりも物価高の勢いが強く個人消費が減速し、景気悪化を反映したGDP悪化が懸念されます。

今後の株価動向

 利上げに伴うグロース株の低迷に加えて個人消費の減速に伴う内需株の悪化となれば株式相場の下落トレンドは9月のインフレ抑制が確認できるまで続く恐れがあります。今回(7-8月)の決算シーズンは円安効果以外の本来の本業で収益増加に結びつけている企業を絞り込み、本当の稼ぐ力のある銘柄を選定していけたらと思います。

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