23.12.30 24年相場トレンドと有望株の要件(収益力&企業変革の持続性)
24年相場トレンドの見立て
着眼大局、着手小局の考えを軸に24年株式投資の運用方針を立てていきます。つまり銘柄選定にあたりストラテジスト=大局(相場トレンド)とアナリスト=小局(個別株)の挟み撃ちで有望株を見出します。
具体的には1年間に起こりうる節目を基に全体相場の推移を見立て、節目につながる変化の兆しを手がかりに先回りして個別銘柄を売買します。相場トレンドは表題図の見立てです。
23年銘柄の年間推移(時価総額10兆円/値⇅)
時価総額10兆円の企業は認知度が高く個人投資家に馴染みのある会社として投資対象になりやすいです。さらなる絞り込みで収益力と企業変革(利益率増&株主還元)を確認できれば有望株です。
23年に値上がりor値下がりした銘柄の傾向は以下になります。M&Aを事業とする銘柄の値下がりは意外でした。
外的要因(米中の景気後退&米利下げ)に耐性のある企業は24年に適しています。
⭕️値上がり;
半導体関連(国策)、鉄鋼、FP(資産運用)
❌値下がり;
電力、M&A、一部のレジャー(山登り/旅行)
24年も続く外食産業の事業改革🍜
コロナ禍を経て外食産業は都心型→郊外型へ店舗を転移/拡大、そしてラーメン注力のトレンドが生まれつつあります。
主要因は以下の2つです。
・都心のちょい飲み(締めラーメン)の需要減↓
・節約志向で家族層(ファミレス)をターゲット
コロナ前は都心&駅前などの好立地は認知度も高く広告も不要につき費用対効果大で顧客層を取り込めました。
コロナ後はテレワークの普及とともに郊外、国道沿い路面店のニーズが大きく、加えて節約志向も重なりファミレスよりもコスパが良いラーメンが人気です。なおインバウンドは都心&郊外ともにニーズ大、特に日本のラーメン人気は凄いです。外人のコンビニ人気もラーメン人気の一役を担っているかと思います。
これまでラーメン業界は家族経営〜外食大手まで裾野が広い分野でしたが、今後は個人店vsチェーン店の競争激化が見込まれます。
願わくば地域密着型を意識した個人店&チェーン店の共創型のフランチャイズ店が生まれたらと期待します。