24.7.12株安の震源地 円高の行方 大型株下落の狭間で中小型株に光明
米CPI&為替介入 急激な円高転換
本日(7/12)日本株は大きく急落しました。
AI関連株の過熱感と円高に大きく振れた結果に依ります。円高要因は昨日(7/11)の米CPIと為替介入です。米CPIは前月比減につきインフレ抑制を示した事で9月利下げが現実味を帯びました。
後追いするように財務省が為替介入を決行、円高に勢いをつけました。
今後の円高トレンドは7/31日銀&米FOMCの両会合にかかっています。
中小型株 東証のサポートに期待
秋以降、東証が投資家へ中小型銘柄と引き合わせる仲介役を担う計画を立てています。
中小型株は大型株に劣らず株価を意識した経営に向けて情報開示に積極的です。米中対立に代表される地政学リスクの影響を受けづらく、循環物色を追い風に8月決算を起点に上振れとともに上昇する機会をうかがいます。
中国 不況長期化 中国株→日本株へ巻き戻し
海外勢の中国株から日本株へ資金を回避する動きがあります。背景に中国の不動産不況の長期化があります。裏付けるように香港ハンセン指数が下落トレンドを描いています。7/15-18の3中大全が景気刺激策を打ち出すか注目です。加えてアジア各国の反中感情が地政学リスクを高めています。フィリピン、ベトナムなど中国隣国の動きに注視です。
🔶中国株→日本株へ資金の巻き戻し