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24.10.19様子見の日本株を取り巻く外的要因の過渡期 円安/中東/中国不況

高まる中国不況リスク 年末の過剰在庫

 中国の不動産不況が長期化しています。加えて、今後、年内の生産計画を達成させるため実需を無視した過剰生産が例年行われます。さらなるデフレ(値崩れ)が製造業、特に鉄鋼業に痛手となります。中国製の商品は各国のダンピング規制により売れ残り、輸出品の在庫を積み増さざるを得ず、一方で国内は値下げで薄利、ともに低迷します。9月下旬に中国当局は金融緩和、株価対策、不動産対策などが矢継ぎ早に公表しましたが追加刺激策が無く失望しました。しばらくは日本の中国関連株は厳しいです。

中国関連株 外需株の代表格
国策期待して一時上昇も失望下落
中国関連株 内需株の代表格
国策期待して一時上昇も失望下落

日経平均株価VI指数 20超えリスク大

 日経平均株価は8連続の陰線をつけました。買い意欲が弱く、日経平均の恐怖指数(VI)は26台、リスク警戒ライン(20)を大幅に超えているため下落を警戒させます。

日経平均 他国に比してリスク大

10/27日&11/5米の選挙 様子見姿勢

 日経平均株価は選挙の成り行きを見定める様子見の姿勢を反映して買い意欲が弱いです。為替の面でも直近では円安シフトに傾いていますが、欧米の利下げを見据えると円高シフトが内包されており円安効果の持続性が見込めません。現に節目の150円/ドルを突破しては下落を繰り返しています。

乱高下する為替 選挙結果がトレンド転換点

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