8 国家試験受験対策
国家試験の受験対策に着手できたのは、養成課程のレポートの提出が全て終わってから。すべてのレポートの提出が終わったのが、2022(令和4)年10月末。それまではレポートの提出に一生懸命で、国家試験対策など全く手がつけられなかった。すべてのレポートを提出し、スクーリングにも3回、計6日出席。そこから国家試験受験対策に着手することができたわけである。
よって国家試験対策をできたのは正味3か月少し。その期間に、私が何をしたのか、何で勉強したのかを紹介したい。といいながらも結局は王道の「過去問」、そして「模擬試験」、そしてNHK学園のe-ランニング(学習管理システム)の「manaba」である。
(1) 過去問
ゴールデンウイーク頃だっただろうか。NHK学園から、社会福祉士国家試験の過去問が送付されてきた。4千円(税別)もするもので、バカ厚いもの。過去5年分の問題が収録されていた。
確かに過去問を解くのが合格の近道だと思うし、必要だと思う。公認心理師受験の時も、ケチな私は過去問題集は買わなかったが、インターネットで過去問をしっかりと解いていた。しかし、各科目のレポートを作成するのに一生懸命で、過去問を解く余裕は全然なく、バカ厚い過去問題集は長期間放置プレイ。
その後、必須のスクーリングが3回終了。そして10月末、レポートも必須のものはすべて提出した。レポートの評価は気になるが不合格はないと思う。ということで試験対策に着手。過去問題集にもその頃から取り組みだした。
最初は通勤電車の中で問題を解こうと思ったが、バカ厚い問題集を持ち歩くのは嫌。ということで、自宅で問題集を解き、できないところをノートに書き出す。そのノートを毎日持ち歩き、通勤電車の中で見直す、という勉強法を国家試験直前まで続けていった。
(2) 模擬試験(模試)
2022(令和4)年8月頃、NHK学園から模擬試験(模試)の案内が届いた。実施は10月。会場は東京と大阪。自宅受験もできる。
受験しようか少し迷ったが、結果として僕は模擬試験は受けなかった。理由は会場が東京と大阪で、地元名古屋では試験会場がなかったから。(自宅で受験もできたけど、やはり当日の試験と同じような条件で受けたいと思った)。そして受験料が6,600円とチョー高かったから。(ケチな僕にとって、ここは大問題)
模試を受ける代わりに書店で模擬問題集を買った。模試よりは安いが、こちらも3600円(税別)もするシロモノ。けっこう高く、普段の僕なら買わないが、模擬試験を受ける替わりと思い購入。この模擬問題集は3回分の模擬試験が収録。この模擬問題集を時間を計って、試験のように図書館で解いていった。そしてできなかった問題は見直し、ノートに書き出す。過去問同様、そのノートを毎日持ち歩き、通勤電車の中で見直す。という勉強法を国家試験直前まで続けていった。
結果として私は模擬試験を受けなかったが、名古屋でも受験できていたら受験していただろう。当日の試験の予行演習として、また今の実力を知るためにも、模擬試験はできるだけ受けたほうがいいと思う。
(3)manaba
NHK学園では、NHK学園独自のeラーニングシステムがある。これは「manaba」。このmanabaを利用してレポートを提出することになっている。またスクーリングや試験の情報など、連絡事項もここに掲示されたりする。
その「manaba」には過去問で重要と思われるものを問題にして解いていくドリルがあった。これは任意で必須ではない。このドリルはかなり前から配信されていたが、自分はレポート作成で余裕がなく放置。しかもレポートを全部提出した後は、過去問や模擬問題集に取り組んでいたので、本格的に「manaba」のドリルをやり始めたのは、年末になってからだった。せっかく配信されているので、NHK学園のサイト「manaba」にあるドリルを全部解くことにした。
国家試験直前まで、このドリルを一生懸命解いていたが、本格的に着手するのが遅く、すべての科目で合格点までは至らなかった。