人生の終わりに向けて
私は終活ライフプランナーでもあります。
ただ終活に興味を持ったのは、エンディングノートが書きたかったからでもないし、葬式の種類について知りたかった訳でもありません。
私が思う本当の意味での終活とは
死ぬ瞬間に魂が震えるくらい『幸せな人生だった、、』と言えるように、
心を穏やかに肉体とさよなら出来るよう、心を整える事。生き方を見つめ直すこと。
エンディングノートを一緒懸命に作成することでも、墓地と契約することでも、後見人を決めることでもない。
どんなにいいお墓を手に入れて、いい後見人さんがついてくれて、いい介護施設に入れたとしても
死ぬ時に後悔する生き方をしていたら意味がないと思っています。
私は自分の命が尽きる時、本当に生まれてきた事に感謝し、生きてきた事を誇りに思い、やり残す事もなく、本当に幸せだったと喜び、そして家族に『ありがとう』と言って、幸福感に満たされて肉体とさよならしたい。
この地球に頂いた肉体に感謝し、魂の成長のために感情を感じながら生きる。この意味を生きてる時に、気がついて欲しい、そんな終活があってもいいのではないかと思っています。
人間は死ぬ時にどんな事を思うでしょう。
こればっかりは誰からも聞くことが出来ないので、いろいろな事を伝えて下さる方がいますが、
人は、『やってしまった事への後悔』よりも、『やりたかった事をやらなかった後悔』が、1番に来るそうです。
魂が肉体をかりて、この地球で感情を体験するために、生まれてきているとすれば、やはり本能的に、『魂がやりたい事』というのを誰しもが持っていると、考えられます。
それに気がついて行動するのか、蓋をしてしまうのか、全く気がつかずに生きていくのか。
すべては自分次第だと思います。
人間という限られた時間の中でやれる事は、本当に全てが貴重な体験です。
実際に私も、社会の中での自分と魂のやりたい事が違っていたので、長い事苦しみました。
でも、最初から魂の喜ぶ生き方なんて出来ないし、今までの経験があったらからこそ気がつけた事、人生の学びがたくさんありました。
すべてがかけがえのない自分史です。
そして今、一歩踏み出した事で、全く別の世界を見る事ができました。
生きてるからには終わりがきます。自分の最後の時について考え、生き方を見直す、見つめる。
魂の声に耳をかたむける。
産まれてきた意味、生きてる意味、自分の役割を考える。
今度はそんな終活が浸透したらいいなと思っています。