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2024年12月29日更新 【読書】辻村深月さん著書全部読破しました

今年は、辻村深月さんの著書をすべて読破する事を目標としていました。
年末になってしまいましたが、刊行済みのものは(たぶん)全部読む事が出来ました!

辻村深月さんの作品の魅力は、1つひとつが面白いのはもちろんなのですが、続編やスピンオフという形じゃなくても作品同士の登場人物が思わぬところで繋がっている事が多くて、宝探しのような要素があるのも醍醐味でした。

昨年以前に読んだものも含めて、わたし的辻村深月ベスト5をご紹介します。

  1. かがみの孤城

    この作品を読み終えた時の衝撃が忘れられない一冊。
    これでもか、これでもか、と辻村さんの思いが畳み掛けてくるような、怒涛の展開に圧倒されました。
    また今度はじっくり読みたいな。
    2025年再読したいと思います。

  2. 闇祓

    読みやすいのに、結構ヤバめのホラー。
    辻村さんこんな作品も書かれるんだ!という驚きと、ゾワゾワ感が交互に押し寄せてきました。

  3. あなたの言葉を

    新聞連載をまとめたエッセイ本。
    辻村さんの、子供たちへの思いがやさしすぎて感動します。
    薄っぺらいコメントが一言もありません。

  4. 本日は大安なり

    他の方のレビューなどを読むと、この作品を高く評価している人はそれほど多くないように思えるのですが、わたし的にはめちゃくちゃ感動しました。
    複数の短編小説を、単行本刊行のために時系列に構成し直したというのが、素晴らしく効果的になっていて、とても面白い作品でした。

  5. 東京會舘とわたし

    わたしが辻村深月作品を追うようになるきっかけとなった作品。
    "心の中でいつも大切にしまってある宝物のような場所"として東京会館が描かれていて、その建物を知らなかった人、行ったことのない人も、訪れてみたいと思えるような話ばかりだと思います。
    登場人物たちの東京会館への愛が、読者にじんわり伝わる感じがすごく良いです!

もちろん、デビュー作の『冷たい校舎の時は止まる』も面白いし、直木賞受賞作の『鍵のない夢を見る』もすごく良いし、映画になった『傲慢と善良』もおすすめなのですが、わたし的ベストはこのようなリストになりました!

大好きな辻村深月作品。いつも素敵なお話を書いてくださり感謝です。
これからも、好きな本を再読しつつ、新しい作品を楽しみに待ちたいと思います!

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