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2024年10月5日 最近の読書とスタバ

読書のこと

読了本

  • 『関数電卓がすごい』 芝村裕史
    この本めちゃくちゃ面白かったです。
    内容というよりも著者の方の語り口が面白い。例えば『楽しい人生の秘訣は数学的適当さである』とか。
    ちなみに関数電卓を使う気になったかと言えば答えはNOなのですが、関数=函という概念に(一応知ってはいたけど)納得したので、読んで損はしていない本だったかなとは思います。
    最後の章でオリジナルの関数を作ろう、というのがあって、早速やってみたいと思います。本の面白さを5段階評価で付けているけど結局8割ぐらい☆3に収束していたのがイマイチだと思っていたのでこれを関数にしようと考え中です。

  • 『源氏物語 6』 紫式部 角田光代訳
    物語の主役交代が行われる文庫第6巻目。
    匂宮と薫を中心とした物語が始まりました。そして宇治十帖もスタート。
    この辺りになってくると全然知らないお話なので、この先どうなるの?というワクワク感もありますが、5巻までは元気だった人々が次々に退場していくことが寂しくもあります。
    夕霧が本当に最低で、光源氏よりも酷いと思いました。
    あとは光源氏と女三の宮の間に生まれたことになっていた薫が出生の秘密を知った経緯が衝撃でした。忘れた頃に、思いもしないルートからの伏線回収劇。
    やはり紫式部は物語を作る天才だな。第7巻も楽しみです。

  • 『グリフィスの傷』 千早茜
    傷をモチーフにした10篇の短編小説集でした。
    傷にまつわるお話、ではあるのですが、どれも人との関わりを描いた物語だったと思います。
    刺青だらけの近所のおっさんと少女の交流を描いた『あおたん』が一番(現実味はなかったけれど)好きな話でした。
    文章は読みやすいし短い話ばかりなので、普段あまり本は読まないけれどちょっと読みたい気分という方にも、気軽にオススメ出来る一冊ですね。
    ただ、閲覧注意な描写もありまして、特に『指の記憶』は、読んでいて自分の指がムズムズしてくる感覚に襲われましたので、その点だけ注意かもしれません。

  • 『模倣犯 1』 宮部みゆき
    文庫で5巻、めちゃめちゃ長い話ですが、Audibleで聴くにはちょうど良いかも。
    まだ序盤なので、話が脱線しまくりに思えるのですが、色々と伏線として回収されていくのかな?

  • 『藍を継ぐ海』 伊予原新
    日本のどこかにある、人間の力が及ばない自然や科学の力の痕跡、そして人生のどこかでそれらを見つけていくこと---そんなことをテーマにした短編集でした。
    土、オオカミ、原爆、隕石、ウミガメがそれぞれのモチーフでしたが、私は、投下されて間もなく原爆が及ぼした影響について研究を行った人、そして遺っていたそれらを大切な遺産として扱った人々をテーマにした話が一番好きでした。
    今回、すごく驚いたのが、伊予原新さんが書く方言のクオリティの高さ。描かれていた日本各地のすべての場所のネイティブなんじゃないかと思うぐらいでした。

読んでいる本

  • 『プラータナー』 ウティット・ヘーマムーン (70%)
    ここまで読んで、あまり心に刺さらないのですが…。
    逆に、ここまで読んじゃったら最後まで読むか、という気持ちでおります。

  • 『密航のち洗濯 ときどき作家』 宗恵媛 (50%)
    偉人とかではなく一人の市民の人生をこれほど深掘りしているドキュメンタリーは、意外に少ない気がしています。
    どのように展開していくのか、事実は小説より奇なのか?

  • 『赫夜』 澤田瞳子 (30%)
    平安初期の富士山噴火を題材にした作品です。
    火山灰が降る中、右往左往する人々…。これからどうなっていくのでしょうか??

  • 『アリス連続殺人』 ギジェルモ・マルティネス (20%)
    アルゼンチン作家の作品。スペイン語で書かれた本(の邦訳)です。
    なのですが、舞台は英国オックスフォード大学のマートンカレッジなので、ほとんどイギリスの小説と同じノリで読んでいます。
    ん?最近同じ舞台の本を読んだなと思ったら、彬子女王さまの留学記の舞台と全く一緒でした。奇遇。

  • 『模倣犯 2』 宮部みゆき Audibleにて読書中
    一応、1巻目で一連の事件は一区切り。
    2巻目は犯人の生い立ちからのようです。

購入した本

  • 『スローンはもう手遅れだから』 コリーン・フーヴァー
    『IT ENDS WITH US』『IT STARTS WITH US』のコリーン・フーヴァーさんの新作。それ以外の前情報ゼロです。読んでみます。

  • 『フォース・ウィング-第四騎竜団の戦姫- 上』 レベッカ・ヤロス
    ファンタジー・ロマンスということで、微妙に私の好みのジャンルから外れているような気もしますが。良い意味で裏切られることを期待して購入しました。面白そうなら下巻も買います。
    と言いつつ、面白くなくても結末が気になって下巻も買っちゃう気もします。

図書館で借りた本

  • 『名前探しの放課後 下』 辻村深月
    上巻を読み終えたので、早速下巻を借りてきました。

  • 『松岡まどか、起業します AIスタートアップ戦記』安野貴博
    書店で見かけて気になっていた本。
    購入するか悩んでいたところ、図書館で発見したので借りてきました。

スタバのこと

チョコレートムースラテ

アイスで飲むならアーモンドミルク、
ホットで飲むならオーツミルクがおすすめです。
大雑把に言うとココアですが、ココアよりリッチで複雑な味かな?

青森県産2種のりんご カスタードアップルパイ

マロンパウンドケーキとどちらにするか悩んでいたら、店員さんが”今日のコーヒー”との相性を考えてアップルパイをお勧めしてくれました。
(ちなみにその日のコーヒーは、ハウスブレンドでした。)
温めてもらったのですが、温めるとサクサク感がなくなり、ちょっと油っぽくなるので冷たいまま食べた方が良かったかも〜。
同じ新作スイーツの中では、パンプキンバスクチーズケーキの方が好みです。
今度、マロンパウンドケーキを食べてみます。

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