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2024年10月10日 最近の読書とスタバ

読書のこと

読了本

  • 『プラータナー』 ウティット・ヘーマムーン
    タイの小説は初めて読みました。
    タイトルの『プラータナー』は欲望を意味するそうなのですが、欲望を描くための性描写が多くて、濃厚過ぎて、辟易してしまいました。
    欲望のほかに現代アートと政治もテーマになっていたので、アートまたは政治に主眼を置いてストーリーを作り、その流れの中での性的シーンならば受け入れやすかったかもしれません。
    ずっと視点が主人公の目線だなと感じていて、解説を読んで初めて、私小説的な小説だったのだなとわかり、納得です。
    国際的に評価されている作品だそうなのですが、私にはちょっと意味不明に感じました。

  • 『いま読む「源氏物語」』 角田光代 山本淳子
    ちょうど今読んでいる現代語訳の源氏物語の訳者、角田光代さんと、紫式部研究者として有名な山本淳子さんの対談をまとめた一冊。
    テーマは多岐に渡りましたが、注目の登場人物としては、藤壺、紫の上、浮舟が多く取り上げられていました。
    1000年前に書かれた物語に、現在のジェンダーやセクシュアリティについての感覚を持ち込むのはちょっと違うかな、と思っていましたが、そもそも私たちがこれまで触れてきた源氏物語は「昭和男性的」研究を経たものであり、それを現代の感覚を持って読み直していくべきという考えはとても納得感がありました。

  • 『密航のち洗濯 ときどき作家』 宗恵媛
    在日朝鮮人一世であり、無名ではあるけれど作家として生きた尹紫遠の生涯を、多くはない資料を使いながらも様々な視点から掘り下げたルポルタージュ。
    このタイプのノンフィクションは、テーマに沿った複数のケースを一冊にまとめるのが定石だと思いますが、この本はあくまでも尹紫遠と家族だけに焦点を当てる伝記スタイル。
    最初はそこに違和感を感じましたが、読者はこの人の人生からテーマを見出していくべきなのだと気づきました。
    植民地に生まれ帝国の崩壊に立ち会い、国籍や言葉など人格形成の根幹が揺らがされる理不尽さに憤りを感じました。

  • 『模倣犯 2』 宮部みゆき
    Audibleにて聴いています。
    かなりボリューミーな作品です。

読んでいる本

  • 『赫夜』 澤田瞳子 (40%)
    平安初期の富士山界隈の人々の様子が活き活きと描かれています。
    今後の展開が楽しみです。

  • 『アリス連続殺人』 ギジェルモ・マルティネス (30%)
    アルゼンチン作家の作品。スペイン語で書かれた本(の邦訳)です。
    一つ目の事件が発生したところ。
    こちらも今後の展開が楽しみです。

  • 『源氏物語7』 紫式部 角田光代訳 (10%)
    宇治十帖、薫が大君にアタックしまくっているところからスタート。

  • 『名前探しの放課後 下』 辻村深月 (10%)
    先日TV番組『僕らの時代』に辻村深月さんが出演されていて、びっくり!
    映画公開中の『傲慢と善良』も再読しようかな?と思いつつ、まずはコンプリートを目指します。

  • 『模倣犯 3』 宮部みゆき Audibleにて読書中
    2巻目から犯人サイドの話が続いています。
    めちゃくちゃ面白いです。

購入した本

  • 『耳に棲むもの』 小川洋子
    予約購入した新刊です。短編集かな?

  • 『スメラミシング』 小川哲
    あ、こちらも偶然、小川さん。
    そしてこの本も、予約購入した新刊です。

スタバのこと

マロンパウンドケーキ

複数の店員さんがお勧めしてくれた、マロンパウンドケーキを食べてみました。

確かに、これはなかなか美味しいです!
パサつきがなくしっとりしています。
SNSを見ていると、栗の入り具合に当たり外れがあるようなのですが。
でも、なるべくたくさん入るよう、商品開発努力されているような印象です。

ハロウィン商品明日から

メラメラフラペチーノ??
とりあえず、明日スタバにGOですね。

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