2024年9月10日 最近の読書とスタバ
読書のこと
個人的に決めていた8月の課題本『ラジオと戦争』をやっと読み終えました。
早くも今年の終わりが見えてきてしまう9月ですが、源氏物語現代語訳と辻村深月作品完読も終わりが見えてきました!
そんな最近の読書について。
読了本
『なんどでも生まれる』 彩瀬まる
なんと鶏(チャボ)目線の小説でした。
心に風邪をひいてしまった青年に寄り添うチャボの『桜』という設定、ちょっと無理はあるけれど、ほっこり感の演出という意味では、桜ちゃん良い仕事していたと思います。
読み終えてから、この物語のベースとなるアンソロジー『明日町こんぺいとう商店街』という本があると知り納得しました。
アンソロジーの一編なら良いけれど、まる一冊チャボ視点は、読者として着いていけないものを感じてしまいました。
桜が生んだ卵、有精卵じゃなければ温めても何も生まれないんじゃないのかしら。ちょっと気になりました。『君の背中に見た夢は』 外山薫
いわゆる普通の裕福な夫婦が陥りやすい、お受験あるあるが詰まった物語でした。
リアルだし読みやすいし、とても面白かったです。
参考文献に挙がっていた『天現寺ウォーズ』も面白く読んだし、漫画『二月の勝者』も愛読しているし、受験関係の話ははっきりしたゴールがあってわかりやすいので、好きな方かもしれません。
小学校受験特有の正解がわからない面は、奥深い世界だなと思いました。
身も蓋もないけど、主人公の娘の結衣ちゃんは、自分で人生切り拓いていけるタイプだから、小学校受験は必要なかったかも?!
表紙の裏の後日談掌編も必読です。『理由』 宮部みゆき
大昔に一度読んだことがあると思っていたのですが、カケラも思い出せないまま読了。もしかすると初読だったのかも…。
非常に読み応えのある(Audibleなので正確には聴き応え)一冊でした。
ある高級マンションで起こった一家四人殺人事件について、インタビュー形式で語られるドキュメンタリー、という体の長編小説でした。
マンション競売と占有屋を巡る事件である事が、徐々に明らかになるような構成とその展開力が素晴らしかったです。
真犯人の動機がやや弱いかな?という疑問もありましたが、その点についてのフォローというか、気づいていないだけで誰の身にも起こりうる事なのだという考察があったのも、さすが宮部みゆきさん、抜かりないなと思いました。『ラジオと戦争』 大森淳郎
読んで良かった本。
貴重な資料と多くの放送人へのインタビューにより、戦前戦中戦後のNHKがラジオを通じて何をどのように国民に聴かせていたのか、をまとめた一冊でした。
一番印象に残っているのは、大阪放送局で番組制作に携わっていた奥屋熊郎さんという方の放送人としての人生を深掘りする章で『"普通の愛国者”だった奥屋は、自分ではそうと気がつかないうちに平面もろともに右に動いていた』という記述で、自分の中の常識の範囲が無意識のうちに変わっていく様をよく表現していてハッとしました。
どの時代でも誰にでも起こる事ですよね。
読んでいる本
『プラータナー』 ウティット・ヘーマムーン (30%)
タイの小説です。読書停滞中。『あの夏が教えてくれた』 アレン・エスケンス (20%)
アメリカの青春ミステリー。少しずつ読み進めています。『源氏物語6』 紫式部 角田光代訳 (10%)
6巻目。この本で、宇治十帖に入るらしいです。
今は『夕霧』を読んでいます。『関数電卓がすごい』 芝村裕史 (30%)
電子書籍で読んでいるので、空き時間にスマホでちょっとずつ読んでいます。
この方の書く文章が面白いのでツボ。『誰かが私を殺した』 東野圭吾 Audibleにて読書中
加賀刑事シリーズ最新刊はAudibleのみで配信中ということなので、早速聴いています。
朗読が総勢13人、有名な俳優さんが何人もいて、効果音もついていて豪華!もはや小説というよりラジオドラマです。
スタバのこと
新作フード引き続き試してます。
スイートポテトデニッシュ
うーん、こちらは私の口にはイマイチ合わなかったかも。
デニッシュ生地がサクサクしていないと思いました。
スターバックスライトノートブレンド
スイートポテトデニッシュに合うコーヒーでおすすめされていたコーヒー豆でコーヒープレスをオーダーしてみました。
スタバで売られている他の豆と違って、軽いロースト具合になっている豆らしいです。
味は、言われてみれば?ちょっと軽めかな?酸味がやや強いけれど、お菓子のお供にはちょうど良い感じです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?