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インナーブランディングとジブリ

明けましておめでとうございます。
福田屋百貨店ブランディング推進室です。遅ればせながら新年のご挨拶と2024年初のnote記事を投稿させて頂きます。
改めて昨年2023年は多くの方にnote記事を読んで頂きまして、ありがとうございました。本年も宜しくお願い致します。
福田屋百貨店は全店2024年元旦より営業を開始させて頂きました。
元旦は福袋を買い求める多くのお客様や、コロナ5類感染症移行に伴い、4年ぶりに故郷でお正月を迎える方も多く、福田屋百貨店全店多くのお客様にご来店頂きました。ありがとうございました。

ブランディング推進室も、年末は食品売場のみかん箱の販売、元旦は福袋の応援に入りました。
みかん売場に立って改めて気づいた事がありました。
実は、宇都宮市はみかんの消費量が全国1位とのこと。

生産地の和歌山市よりも多い宇都宮市

確かに、接客をしていると多くのお客様が産地や味、大きさにこだわりがあることがわかりました。これは大きな勉強になりました。売場に入ってみてわかる、U字工事の言葉を借りるとミッケ! ですね。
さて、本題に入ります。
年末年始の繁忙期を過ぎ、成人の日を終えると福田屋百貨店の従業員は有給休暇を取得し、短い冬休みに入ります。
ブランディング推進室も、先日、短い冬休みを頂きました。
この冬休みを利用して、1日で2本映画を観て来ました。

1本目はヴィム・ヴェンダース監督のPERFECT DAYS。主人公の役所広司さんがカンヌ国際映画祭主演男優賞を受賞したことにより、話題となり多くの方が鑑賞していました。主人公の何気ない日常と美しいTOKYOの景色と60年代のアナログな曲たち。素晴らしです。おススメです。
2本目は宮崎駿監督の 君たちはどう生きるか 
実はこの作品は2023年の7月に公開され、ロングヒットしている作品です。
7月の公開の際、1度鑑賞しているのですが、消化不良の箇所があり、改めて2024年に鑑賞してみました。
鑑賞して行くにつれ、消化不良の箇所は消えて行きました。
映画の最後のエンドロールで新しい発見がありました。

この映画のエンドロールには、スタジオジブリの全てのスタッフの名前が手書きで
記載されています。
そこには、直接映画制作には従事しないであろう 総務や 経理のスタッフの名前も
記載されているのです。
通常の映画のエンドロールは、その映画の制作に関わったスタッフや関係者や、協力した地域や団体が記載されます。
しかし、このジブリの映画のエンドロールには後方部隊のスタッフの名前が記載されている。
これは、スタジオジブリと言う会社が、この映画にはスタジオジブリの全スタッフの力によって作り上げられた作品であると言うメッセージです。
また、このエンドロールを見た総務や 経理のスタッフは私たちもジブリの一員であると意識することでしょう。
通常、組織はどうしても現場にスポットを当てがちですが、スタジオジブリは後方部隊もしっかり意識している。
ブランディングを担当している身として、非常に勉強になるエンドロールでした。
インナーブランディングが出来ているな と改めて感心してしまいました。
いつか、ジブリを去る宮崎監督と鈴木プロデューサーのメッセージなのかもしれません。自分たちが去っても会社は残る。

2024年 福田屋百貨店ブランディング推進室は、福田屋スタッフや地域の皆様と一緒にSDGs活動を中心に地元の栃木がさらに魅力的になるよう、積極的に活動していきます。また、スタジオジブリではありませんが、後方部隊のスタッフの頑張りもこのnoteで表現出来たらと思っています。
2024年も宜しくお願い致します!


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