あの選択をしたから、今の子どもとの時間があるんだ。
毎日、朝が来ると夜がくる。
朝起きたと思うと、夕方のお迎え、夕ご飯、夜になり寝ている毎日。
朝が来たら、すぐに夜がきているイメージ。
子どもが生まれてからさらに1日の早さに驚いている。
しかし、あの時転職しなければ結婚することも、子どもがいてくれることもなかったのかもしれないと思う。
転職、その選択は突然にやってくる。
嫌な上司とか終電に乗るために急ぐ生活が嫌だとか、そんなことよりもその当時の私としては、転職しなければ!と突き動かされるものがあった。
そう、それが結婚。
将来の夢はお嫁さん!というタイプではなかったけれど、好きな人とは結婚したいという思いは人並みにあった。
入社して半年は、仮配属なので定時で上がらせていただいていたけれど、本配属になってからはそれが叶わなくなっていた。
そもそも、そんな考え方がおかしいよ!と思われる方もいるかも知れないけれど、本配属になっても新入社員の頃はそんなに忙しくない。
しかし、帰っては行けない雰囲気がどうも苦しかったし、残業したら急に仲間になったような雰囲気を感じていた。
新入社員を卒業すると、いよいよ私も忙しくなって20時過ぎる日々や忙しいときや月末月初は通常の仕事に請求や支払いの仕事が上乗せされるため、終電に乗るために職場からダッシュするという生活をしていた。
そんな生活をしていても、土日のどちらかのデートは欠かさなかった。
寝る時間を削っていたから、常にイライラしていたし、スポーツ観戦のデートに出かけるとどんなに騒がしくても、寝てしまうことも多々あった。
付き合いも長かったし、ちょうど結婚を考える年齢だったので、パートナー(今の配偶者)から
「今の仕事のスタイルだと、毎日すれ違ってしまいそうで結婚できないなぁ…」と本当にボソッと、さりげなく言われた時にはゾッとした。
正直、忙しくても仕事はとにかく楽しかったし先輩や同期にも恵まれていたから、一歩踏み出すのには勇気が必要だった。
しかし、その言葉であの選択をすることにした。
決断したら早いか求人を見ていると、本当にタイミング良く、ソーシャルワーカーの求人がでており、運よく採用していただき、今の職場で働いている。
そこからはとんとん拍子にことが進み、転職→結婚→妊娠・出産→ワーママ生活となった。
子どもの頃から、思い描いていた、
このくらいの年齢にはこうなりたい
と思っていた通りの年齢で進んでいる感じ。
それもこれも、転職という選択をしたから。
この選択のおかげで、今の自分の生活があると思うと、毎日の忙しさもワーママ妊婦生活の大変さもありがたく思えてくる。