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妊娠中の便秘に要注意!出産とベビーへの影響とは?あかりのマタニティ日記vol.7

こんばんは!
皆さま、元気でお過ごしでしょうか。

私は先日、妊娠8ヶ月を迎えまして!
日に日に大きくなるお腹と後期づわりに少しばかり苦しんでおりますが、お腹のぱくちゃんも私も、いたって元気に過ごしております。

さて、今回の話題は「便秘」
妊婦さんに便秘はつきもの…

実は、妊娠中の便秘は苦しいだけでなく、出産時への影響、そしてお腹の赤ちゃんにとっても良くない影響があると考えられています。


なぜ妊娠中は便秘になりやすいの?

妊娠中に便秘を経験する方は、全体の5割とも7割とも言われています。
妊娠前からそうだった方はもちろん、妊娠をきっかけに便秘になってしまう方も多いようです。

その原因としては、以下のようなことが考えられます。
・ホルモンバランスの変化
・悪阻による食生活の変化
・子宮が大きくなることによる腸の物理的な圧迫
・ストレスによる自律神経の乱れ
・腹部に圧をかけることへの抵抗

妊娠中に増える女性ホルモンであるプロゲステロン。
子宮をふかふかにしたり子宮の収縮を抑制したりして、妊娠を維持する上でとっても重要な役目を担ってくれているホルモンです。
しかし、このプロゲステロンの影響で腸の動きが悪くなり、便秘になりやすくなります。

また、悪阻によって今までの嗜好とは違うものしか受けつけなくなったり、高脂肪な肉やラーメンなどを欲するようになると腸内環境が悪化。
これも便秘に繋がります。

子宮が大きくなり物理的に腸を圧迫すると、これも腸の動きを妨げる原因に。

さらに、様々な環境変化、体調変化によるストレスから、自律神経のバランスが崩れがちに。
腸の動きが活発になるのは、この自律神経の副交感神経がきちんと働くときなので、ストレスでそのバランスが崩れると、腸の動きは悪くなります。

そして案外あるのが、腹圧をかけることへの抵抗。
妊娠初期は流産の可能性もまだまだあるので、このあたりが気になってくるのは仕方のないことだと思います。
実際私もやっとのことで授かった命だったので、最初の頃はトイレに行くのが怖かった記憶があります。

以上のようなことから、妊娠中は特に便秘になりやすくなる体と心の状態であると言えるでしょう。


出産と排便はほぼイコール

さて、多くのかたが経験する妊娠中の便秘ですが、実は注意が必要なんです。
それは、「出産と排便は似ている」ということです。

「出産のときに、実はうんちも一緒に出てきた」
「あなたはうんちと一緒に生まれてきたのよ」
なんて話をきいたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

私はまだ経験していませんが、実は出産のときのいきみ方と、排便時のいきみ方は同じらしいのです。
要は「うんちを出す感覚で赤ちゃんを産み落とす」ということ。

汚い話かもしれませんが、これは助産師さんや出産を経験してきた方もおっしゃっている紛れもない事実です。

実際、陣痛が始まっていよいよ分娩室に入ります!という時にまずはトイレに行かせるそう。
それでも出産時にうんちも出てきてしまうことは、よくあることのようです。

なので、これから出産を控えている妊婦さん。
もし出産のときにうんちが出てしまっても、それは恥ずかしいことではありません!
助産師さんから言わせてみれば、そんなの日常茶飯事。
本人や立ち会っている家族に気づかれないうちに、さっと片付けるそうです。
さすがプロ!!

「出産は赤ちゃんもうんちも汗も涙も、すべてを出し切らないと上手く進まない。出し分けはできません!」
だそうです笑。
ちなみにすべてを出し切る中で、嘔吐してしまう方も中にはいるそう。
出産はやはり壮絶なものなんですね。

そんな訳で、出産と排便のやり方はほぼイコールと言えるのです。

このことから「普段の排便習慣がきちんとしていると出産が上手=安産」ということになります。
うまく自分の力で排便できない状態が長く続いている方ほど、難産になる傾向があるそうです。

下剤に頼らない排便習慣をつけることが、安産への一歩に繋がるということ、伝わりましたでしょうか。


喘息やアトピーは便秘が原因だった?!

さて、話はガラッと変わってお子さんのこと。

ここ数十年、子どもの花粉症や気管支喘息、アレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患は増加傾向にあります。
(ある研究結果によると、アトピーは減少傾向、喘息も近年は減少に転じているようです)

これはいろいろな要因が複雑に絡み合っていて、一概にこれがいけない!と言い切れるものではありませんが、そのひとつとして出産時の母親の便秘、腸内環境の悪化が関係しているのではないかと言われています。

赤ちゃんは子宮の中にいるときは、完全無菌状態です。
そして出産で外の世界へ出てきた瞬間から、あらゆる菌と接触していくことになります。

膣を通って出てきた場合はまずそこから。
帝王切開の場合は医療従事者の手から。

決してそれは悪いことではなく、そうして様々な菌を獲得し良い菌を味方につけていくことによって、この世界で生きるための力をつけていくのです。

さて、ここで思い出してください。
赤ちゃんは何と一緒に生まれてくるんでしたか?
そう、うんちです!

そしてうんちの中にはたくさんの腸内細菌がいます。
それは1g中に300〜500億個とも言われています。

腸内環境が良いと善玉菌が多く、反対に悪いと悪玉菌が多く存在するうんちになります。
便秘の方の腸内環境は悪いことがほとんど。
その腸内細菌の組成がそのまま、生まれてきた赤ちゃんに受け継がれると考えられているのです。
たとえ出産時にうんちが出てこなかったとしても、影響は大きくあるようです。

腸内環境が喘息やアトピー、鼻炎などのアレルギー疾患に影響していることは、最近では常識になりつつありますよね。

もしお母さんの腸内環境が悪いと、赤ちゃんのそれも悪くなってしまい、アレルギーを発症しやすくなるということです。

子どもをアレルギー体質にさせないためにも、妊娠中、妊娠前から腸内環境を整えていくことは大切なのです!


ママのためにもベビのためにも、便秘を見直そう!

ここまでお話ししてきたように、出産をスムーズに進めるためにも、子どものアレルギー体質を予防するためにも、便秘は無視できない問題と言えると思います!

ちなみに私はありがたいことに、妊娠8ヶ月となる今も便秘とは無縁の生活を送っています。
出産と排便の関係性を知ってからは、トイレに行く度に「よし、これなら安産だ」と自分の気持ちを高めています笑。

まあ、安産かどうかはこれだけで決まるものではないので、実際どうなるかは分かりませんが〜

便秘で困っている方…!
もちろん下剤を上手に使うことに私は賛成です。
ただし「上手に」使ってください。

下剤に頼り切ってしまうことは様々な危険をはらんでいます。
もっと目を向けてほしいことがあります。

次回はその辺りについてお話ししていけたらと思います♪
今回はこのくらいで〜
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!

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