娘の受験で、わたしがしなかったこと
受験で当日は
娘の成長を感じる場面ばかりでした。
朝、
一緒に行くことができたのは
学校の玄関まで。
担当の先生に案内されて
後ろを一度も振り返らずに
階段を登って行った姿は
風の音が大きく感じすぎて
学校に行きたくないと
何度も振り返りながら
結局家に帰ってきた
あの頃の娘の面影は全くなくて
日々、
いろんなことはあるけれど
内側にある強さを感じた瞬間でした。
受験に向けて、わたしがしなかったこと
HSC気質の娘だからこそ
受験に向けて
わたしがしなかったことがあります。
それは
面接の練習。
一度も練習しないまま
当日を迎え
試験会場に着く直前に
マスクしてるから
声が届きにくいかもねー。
せっかく話すから
いつもより
3倍くらいの声を出すのがいいかもねー。
と話しただけ。
ありのままの娘を見てもらうには
その時感じたことを
自分の言葉で話すことが
必要だと感じていたからです。
HSC気質の娘は
人との境界が弱くなりがちになるので
知らず知らずのうちに
わたしの思いが入らないように。
そして
完璧を目指すところがあるので
練習することで
当日の緊張感が
高まるような気がしたからです。
せっかく
自分らしくいられる場所を創ると決めたのに
軸がブレてはもったいない。
受験への想いは
十分すぎるほど
たくさんの想いを聞いてきたから
自然と大丈夫と感じることができていました。
面接で娘が話したこと
中学生活でやりたいことは
どんなことかと聞かれ
自分らしく過ごしたい
娘はそう答えたそうです。
小学校生活はどうだったかと聞かれ
学校に行かないことを
受け入れてくれている
先生たちにもクラスのみんなにも
感謝しているけれど
自分らしく過ごせないことが
つらかった。
だから
中学校では
やりたいことを楽しみたい
とも答えたようです。
初対面の先生たちを前に
いつも聞かせてくれていた想いを
自分の言葉で話すことが出来たのは
自分と向き合って
苦しいことも楽しいことも
いっぱい感じながら
大切にしたいことを
やり遂げたいという気持ちが
固まったからだと
感じました。
内向的すぎる
と言われる娘ですが
本当に安心できると感じられる
人や環境であることで
本当に伝えたいことは
スラスラと出てくるのだと
体感しました。
親ができることは、本当に少ない
栄養のあるご飯をつくって
応援すること
親が出来ることって
そのくらいですよね。
子どもが大きくなればなるほど
その程度のこと。
いかに口を出さないかが
子どもの成長につながるのか
ということを学ばせてもらっています。
子どもはいつも
たくさんの気づきを与えてくれますね。
環境は自分で創るものでもあるから
100％思い通りの環境は
ありません。
自分の居場所は
周りにいる人たちと一緒に創っていくもの。
傷が大きく感じてしまった分
ゆっくりペースになったけれど
自分の想いやカラダを大切にしながら
周りの人たちのことも
大切にできる場を創ること。
次のステップは
そこなんだなと感じています。
娘のペースで
気づきながら一歩ずつ
進んでいけることを祈るばかりです。
お読みくださりありがとうございます。
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