【へらす】鈴木さん(仮)が生んでくれた私の毎日の30分⑦
今日は、我が家の20万円かけた「乾燥機」導入のエピソードです。
フルタイム会社員&完全ワンオペ育児で時間がなくてイライラしている私に、
鈴木さん(仮)という救世主が現れます。
鈴木さんがいなかったら、こんなに毎日音声配信を続けたり、noteを書いたり、息子と穏やかに過ごせなかったかもしれない。
それくらい恩人です。
フルタイム会社員×完全ワンオペ育児をしながら、毎日の洗濯物を干す・取り込む・畳むという行為が苦痛でした。
疲れた身体で洗濯物を干すのも大変、そして取り込んだ洗濯物をベットの上やリビングにおいたままにしてしまい、部屋が散らかるのもストレスでした。
時間でいうと、干す20分、取り込む5分、畳む15分。合計40分。
「畳む」は力尽きてやらないとしたら15分は浮きますが、
家が散らかるストレスは5倍くらいに倍増。
乾燥機が欲しい・・とずっと思い続けていました。
(食洗機・ドラム式洗濯乾燥機・ルンバは必須!ワーママ3種の神器!なんて言われますよね)
ただ、我が家は洗面台に入る所の通路が狭く、
ドラム式洗濯乾燥機が入らないという悲しい現実。
我が家の洗面台へ続く通路の幅は、なんと55cm。
当時ドラム式洗濯乾燥機の最小のモデルは、
PanasonicとSHARPさんから出ている幅60cmの製品。(相当調べました)
ドラム式洗濯乾燥機が何をどうしても入りません。
55cm幅の製品が出るのを待つか・・と諦めていました。
(SHARPさんのXのアカウントに「55cm幅のドラム式洗濯乾燥機作ってください」とコメントしたこともある)
(実は・・一度勇気を出して20万円弱のドラム式乾燥機を購入したのですが、当日搬送していただいたら、入らなかったんです・・・。防水パンの大きさは調べていた&元々設置していた洗濯機の大きさを伝えると、それが入るなら大丈夫!とお店の人に言われていたのですが、通路幅は盲点でした・・・返品・返金になりました)
ただ、毎日の洗濯物を干すストレス。我が家は夜に洗濯→干すのですが、この時間を子どもとの時間や自分の時間に当てたい、無駄な時間にしか思えなくて、洗濯物を干しながらいつもイライラしていました。
そこで色々調べていると、縦型洗濯機と別に、設置棚をつけて上に乾燥機を置くという方法があることがわかりました。
我が家の洗濯機を設置できる場所は幅も高さも狭かったので、かなりギリギリの大きさ。各種メーカーさんの洗濯機・乾燥機を調べて計算しても、設置できるかが確証が得れない。
ヤマダ電機さんやヨドバシカメラさんなどに、自宅の写真や寸法などを踏まえて相談しても、「入るんじゃないですかね〜」「買ってみて、入らなかったら返品できるのでとりあえず買ってみてください。」と曖昧な言葉。
そんな時、いつも通る商店街。ふと、街の電気屋さんが目に入りました。
街の電気屋さんは、家電量販店に比べると価格が高い印象があり(実際高い)、「どうせ同じものを買うなら安いものを」というマインドを持っていたので敬遠していたんです。
でもこの日は、ふと自転車を走らせながら、
「ちょっと相談してみようかな」と思ったんです。
「乾燥機をどうしても設置したいんですが、通路が55cmしかなくてドラム式が置けなくて。縦型洗濯機と乾燥機を置きたいと思っているんですが、それも寸法が合うかわからなくて・・・」と、感じのいい店長さん(仮:鈴木さん 推定55歳)に相談すると、
「じゃあ今からご自宅を見に行って、設置できるかどうか見ましょうか?」
と言ってくれました。
自宅から自転車で10分程度の電気屋さんの確動性の高さに驚き・・・!
自宅に急いで帰って10分後、店長さんがメジャーを持って「こんにちは〜」と自転車でやってきて、我が家の狭い洗面台を見てくれました。
「わ〜。確かにこれは狭いね〜。」
「ドラム式は最低サイズでも幅60cmだから置けないね。
今の縦型洗濯機を変えないといけないけど、●●社の縦型洗濯機はサイズが小さめだから、それに買い替えて、設置棚を△△社のものを使って、HITACHIさんの乾燥機をおけばギリギリいけるよ。
●●社の縦型洗濯機と△△社の設置棚は、OEMだからネジ穴合うんだよ。」
と、プロの提案をしてくれました。
会社が違っても、洗濯機と設置棚のネジ穴が合うなんて、
ネットには転がってない情報です。(公式な情報ではないので)
これは長年の経験からくる生きた知識。
設置の日を決め、当日鈴木さん(仮)とベテラン臭をぷんぷんさせた職人さんたち総勢4人が我が家にやってきました。
鈴木さん(仮)の的確な指示のもと、
「うわ!これは狭い・・・入るか・・!?」
「そっち持ってずらさないと入らないからずらして」
「あ、やべ、ズレた。そっちずらさないと入らないからもう一回。」
「あと1センチ狭かったら入らなかったね」
など、聞こえる会話から設置難易度が高そうな雰囲気を感じながら、
ドキドキしながら待っていました。
幅の問題などで防水パンから洗濯機の足を出さないといけなかったのですが、
「棚作ってきたよ〜!」
なんと鈴木さん(仮)が手作りの底上げ用の木の棚(木材と釘を使ったもの)を作ってくれて、隙間に設置。
そして、約2時間弱の皆さんの格闘が終わり、設置完了。
洗面所を見てみると、
少し何かがずれたら絶対に設置できなかった、
寸分の狂いもない状態の縦型洗濯機&乾燥機が設置されていました。
ドヤ顔で
「奥さん(昭和感満載)、できたよ〜!」
と鈴木さん(仮)が言ってくれたときの表情は今でも忘れられません。
職人の方皆さん誇らしい顔で、「じゃ、ありがとうございました!」と帰っていきました。
干すこと・取り込むこと・畳むことから解放され、毎日30分の時間も生まれ、洗濯物が散らかるストレスからも解放され、
この10年で、いや一生の中で人生を変えてくれたモノのNo.1かもしれません。(食洗機と迷う)
私の毎日の30分は、鈴木さん(仮)のおかげで生み出されました。
費用は
8キロ洗濯機100,000円
6キロ乾燥機 70,000円
設置棚 10,000円 工事費20,000円
合計約20万円。
※洗濯機の容量・乾燥機の容量を下げれば、もう2万円くらいは安くなりそうでしたが、今後のことを踏まえギリギリ置ける最大量のものにしました。
家電量販店で同じ洗濯機や乾燥機を買えばおそらく3-5万円くらい安そうですが、こんなきめ細やかな対応は、街の電気屋さんならではのサービス。
街の電気屋さんは高いのに、誰が買うんだろう??と思っていましたが、潰れずに繁盛しているのは、家電量販店にはない圧倒的なサービス力があるからなんですね。
よく近所で自転車で移動している鈴木さん(仮)をみるので、色んなところから引っ張りだこなんでしょう。
・・・とはいっても、20万円を家電に投資するのは高い・・抵抗がある・・という方もいらっしゃると思います。そんな中で、どうやってこの20万円の投資をする決断ができたのか、そんな話を次回お伝えしていきますね。